米CBSの大人気犯罪捜査ドラマ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』。現在、本国アメリカではシーズン22が放送中だが、ご長寿番組だけあり今までに多くのキャラクターがドラマを去っていった。その中でも、去り方がひどいと感じたキャラクターについて脚本家が語っている。
最期を書くことになった脚本家も驚きだった
トニー・ディノッゾ役のマイケル・ウェザリーとジヴァ・ダヴィード役のコート・デ・パブロがホストを務めるポッドキャスト番組『Off Duty: An NCIS Rewatch(原題)』に出演した脚本家のジェシー・スターン。2004年から2011年まで『NCIS』の脚本を33話分担当した彼が、一番残酷だと思ったキャラクターの去り方とその理由を語っている。
スターンが脚本を担当し、最期のストーリーを書かなくてはいけなかったキャラクターというのは、ミューズ・ワトソン演じるマイク・フランクス。ギブスの恩師として、シーズン3から参加し、全20話に出演していたが、後期は命を落としてからのフラッシュバックでの登場だった。そんなマイクを退場させたスターンは、彼を殺すよう指示されたときのことを振り返る。
「ゲイリー・グラスバーグ(ドラマのクリエイターで2016年に亡くなった)からこの任務を引き継いだんです。“マイク・フランクスを殺すことになる”ってね。でも、そのシーズンにマイクは一話も登場してなかったんです。だから、“本気ですか? 彼を殺すためにわざわざ登場させるなんて! そんなの誰が見てもバレバレだし、そんなやり方じゃだめだ”って思ったよ。その決断を覆そうとしたけれど、彼はもうマイクを退場させると決めていたんだ。なので、“それならもうしょうがない。やるなら最高の形で書こう。誰にも予想できないやり方で。そして、マイクが戻ってこれるような内容にしてやる”ってね。これが僕にとってNCISの最後の脚本だった」
そして、マイクは連続殺人犯ポートキラーと格闘の末に命を落とすという展開になったのだ。このキャラクターの物語の終わり方に演じるミューズは満足していなかったことをインタビューで明かしている。
ドラマからの降板には様々な理由があるが、マイクのような製作側の都合ではなく、自ら演じるキャラが死ぬようにお願いをした人も。そんな一人がネッド・ドーニゲット役のマット・ジョーンズ。本人の希望で3シーズンで去っていたが、その決断を後悔した理由を語っている。
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