ハリソンが語った、出演までの経緯とは?『ブレードランナー 2049』ジャパンプレミア

フィリップ・K・ディックの小説をリドリー・スコット監督が映像化した1982年のSFハードボイルド映画『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー 2049』が10月27日(金)より公開となる。10月24日(火)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで同作のジャパンプレミアが開催され、前日の記者会見に引き続き、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークスとドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が登壇した。

35年ぶりの続編が描くのは、前回から30年が経った2049年の世界。人間と見分けのつかない"レプリカント"の暴挙を阻止する捜査官"ブレードランナー"のKとしてライアン・ゴズリングが登場するほか、前作の主人公リック・デッカードを引き続きハリソンが演じる。

続編のオファーを受けた時のことをハリソンは、「電話を掛けないことで知られるリドリー・スコットからデッカードをもう一度演じる気はある?と連絡が来てとても驚きました(笑)」と振り返る。「まずは原作者が書いた短編を読み、その後に届いた脚本がとても素晴らしい出来だったんです。Kとデッカードの関係性が面白く、観客の心を震わせるような絆もよく描かれているので、やろうと決心しました」と出演までの経緯を語った。

セクシーなドレス姿で現れたのは、"最強レプリカント美女"のイヴを演じるシルヴィア。以前お伝えした特別映像では、持ち前のセクシーさも母性も封印して臨んでいたことが明らかになっていたが、「役を得た翌日からトレーナーがつき、才能のあるチームが作られました。それから一日6時間、週6日のトレーニングを開始し、見かけも強くなって感覚的にも強くなりました」と役作りの秘密を明かした。

ライアン演じるKを支えるジョイ役のアナは、「どのように演じていいか見当がつかなかったのですが、ヴィルヌーヴ監督やライアンと話をしてキャラクターを作り上げていきました。彼女が象徴しているものと彼女の気持ちは正反対だったので、その複雑さをいかに表現するか。集中力が必要でしたが楽しんで演じました」と振り返った。

そして最後に「ストーリーがとても練られていて、複雑でユニークな世界が描かれています。素晴らしい作品に参加できたことをとても嬉しく思います」とハリソンがファンにメッセージを送った。

『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ブレードランナー 2049』ジャパンプレミア