ファンに愛される番組の多くは、物語が完全に語り尽くされる前に幕を閉じてしまう宿命にある。SNS全盛の現代、急ぎすぎた結末や中途半端な完結への不満は、瞬く間に最高潮へと達する。しかし、一見「早すぎる完結」に思えるものが、実は当初からの計画通りであったという幸福なケースも存在する。ラミ・マレック主演のサイコスリラー『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』が全4シーズンで幕を閉じたのは、まさにその好例だ。最終シーズンの制作が発表された当時、ファンはこれ以上エリオットの勇姿が見られないことに打ちひしがれた。だが …