LAS2015:日本に入って欲しいドラマTOP5、個人的にイチオシTOP3【編集部S編】

■まずはLAS 2015:日本に入って欲しいドラマ TOP5

第1位『RUSH HOUR』
ジャッキー・チェンとクリス・タッカー主演の映画『ラッシュ・アワー』がドラマシリーズになって登場。とにかくとっても観やすい。香港警察のリー刑事を演じるのは、『TEKKEN 鉄拳』のジョン・フー。今回のパイロット版ではジャッキーほどのアクションまでとはいかないが、今後が楽しみ。そしてアジア系、アフリカ系出身の主役二人が、映画を上回るほどのコンビに成長してくれることを見守りつつ、期待を込めての第1位です。

第2位『Mr.ROBOT』
これは個人的にもグッときた作品。優秀なプログラーマーのエリオットを演じるのはラミ・マレック。映画『ナイトミュージアム』シリーズでエジプト王アクメンラー役で綺麗な顔をしていた彼だが、今回は目も一層ぎょっと鋭く、顔色も青白い青年を演じる。彼の思考、視野で一連のストーリーは進んで行く。正直、見始めは「ずーん...(暗いし動きも無い...)」と思って見ていたのだが、徐々にエリオットの心境に引きずられ、最後はもうやられた感じ。こういうの道徳の授業で教材にして欲しいと思う。人間一人の善意/悪意で物事は突然に転がり始める、ということを再認識させられる話。

第3位『THE FRANKENSTEIN CODE』
老人の経験豊かな知恵と、若き健康な肉体とが同時に手に入ったら、人間はどうなるだろうか。誰しも肉体的な劣化を感じながら生きていかなければならない中で、この設定はかなり興味深い。また、この一人の老人を蘇らせた謎の大富豪のインド人姉弟との関係も気になってくる。この作品を観ると未来が楽しみになるけど、同時に「人間はどこまで探求したら気が済むのだろうか...」と少し不安にもなる。肉体維持のためのタイムリミットがある設定など、スピード感、ハラハラ感も満載。

第4位『LIMITLESS』
とにかくこの謎の薬品錠剤NZTを試したくなる。「コレ飲んだだけで超人的能力を身につけられるのか!脳の活性化したい!」...でもその代償は...?。というように、尋常ではない能力を身につけたが、その代償を知ってしまった主人公に課せられる新たな十字架。この先どうなって行くのかがとても楽しみだ。そしてなによりブラッドリー・クーパーがプロデューサーを務めているということでも是非続きが観たい作品。主演のジェイク・マクドーマンがいい味出しています!

第5位『MAGICIANS』
視聴終了直後は「大人のためのハリー・ポッター」と、思っていたのだが、だんだんじんわりとそれ以上のものを感じるように。もう成人したイイ大人たちが、それでもファンタジーの世界で魔法を勉強するわけで...。どんなに大人になっても憧れてしまう魔法の国、幻想の世界、一体、私たちはどこの世界にいきたいんでしょうね...。と、少しノスタルジックで本当に不思議な気持ちになる作品。映像クオリティもとても美しく、"現実逃避用"には本当に持ってこいな作品になるのではないかと思います。

■そして、「完全に主観です」個人的にイチオシTOP3

第1位.『Mr.ROBOT』
開始10分からラスト10分、モチベーションボルテージがこれほど上がった作品は稀。作品のキャラクター設定、背景、全て違えど、観る者の心を揺さぶるという意味では初めて観たときの『ブレイキング・バッド』『ゲーム・オブ・スローンズ』の第一話に抱いた感覚、それと似ている...。心の穴を塞ぐ術を探しながら生きる主人公の真の価値を見出して才能を覚醒させる影の権力者たちと、自らの衰えに気付かない脱落者の構造が、今の世界の若者には非常にインパクトを与えるものだと確信しています。

第2位.『THE CATCH』
ミレイユ・イーノスが『キリング』のサラ・リンデンの時よりもずっといい!ハマっている!超一級のキャリアウーマンが男に騙され全財産を失い、その絶望からどうやって這い上がっていくのか!...というか這い上がれるのか...? いやー、ここまでやられたら這い上がるしかないでしょうよ!と、女の強さ、弱さ、執念深さ、秘密にしたいこと、勝手さ、傲慢さ...。「ションダ・ライムスってそれを描きだすことに関しては本当に凄いんだな...。」と、彼女の技に感服させられる作品でした。

第3位.『SUPERGIRL』
「へー、スーパーマンのいとこはこんなにチャーミングな女の子だったんだ!」と、DCに詳しくない女子も楽しめる作品になっています。空をハイスピードで駆け抜けていく彼女の姿に憧れる女の子たちがきっとたくさんいることでしょう。特に、もし小中学生の時にこれを観たら大好きになってたと思います。女子だって、愛と勇気と強い正義感があれば戦える!『glee』の時よりググッと成長したメリッサ・ブノワが愛くるしいこと!彼女のファッションにも注目です。

※タイトル、クレジットはLAS2015開催時のものです。実際の放送時には異なる場合があります。