大ヒット犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』や『グレイズ・アナトミー』などのドラマが、新型コロナウイルスのオミクロン株蔓延の影響で撮影を一時中止にしたことが明らかになった。米TV Lineが報じている。
スピンオフの『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』は、ホリデー休暇のあと今月末にシーズン13の撮影に入る予定だったが、2月までロケ再開が延期された。また本家の『NCIS』も1月3日の週からシーズン19の撮影を再開する予定だったが、同様に一時的に中断している。今のところは、このロケ中断による両シリーズのオンエアスケジュールには影響はないという。また、ハワイで撮影されているスピンオフ『NCIS:Hawai"i』と本家『NCIS』のクロスオーバーエピソードについては、引き続き製作が続行されているとのこと。
米ABCの長寿ドラマ『グレイズ・アナトミー』、『ステーション19』、『ザ・ルーキー』など、ロサンゼルスを拠点とする少なくとも3つのドラマも、当初の予定より撮影スケジュールを遅らせている。『グレアナ』と『ステーション19』は1月10日(月)に撮影を再開する予定だったが1月12日(水)に変更となり、『ザ・ルーキー』は撮影再開の見通しは立っていないという。関係者によると、この三作品の制作スタジオであるABCシグネチャーは、作品の関係者にコロナ感染者が出たから中断したのではなく、慎重を期してこの措置を取ったという。現在のところ、こちらも放送スケジュールの変更などの影響はないという。
その他の米NBC、米FOX、米CWの幹部は、ケースバイケースで作品の制作に対応しているとのこと。現在米国では、致死率は低いが感染力が強いと言われるオミクロン株が主な原因となってコロナ患者が増え続けている。(海外ドラマNAVI)
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『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』/『グレイズ・アナトミー』公式Instagramより