『デクスター』続編に登場するキャラクターは実在の連続殺人鬼がモデルに

2006年より8シーズンにわたり米Showtimeにて放送されたサイコ・サスペンスドラマ『デクスター ~警察官は殺人鬼』。その続編となる『Dexter: New Blood(原題)』に登場するキャラクターが、実在の連続殺人鬼をモデルにしているという。米Screen Rantが報じている。(※本記事は『Dexter: New Blood』の展開を示唆する内容がありますのでご注意ください)

『デクスター』は、マイアミメトロ警察殺人課で血痕分析官を務めるデクスター・モーガン(マイケル・C・ホール)が、警察で入手した情報をもとに、犯罪者をターゲットに夜な夜な殺人を繰り返す...というストーリー。

続編でデクスターは、ニューヨーク州北部にあるアイアンレイクという田舎町でジミー・リンゼイと名前を変え、スポーツ用品店で働きながら上手く街に溶け込んで暮らしている。しかし、彼の殺人に対する欲望を駆り立てる連続殺人犯だけでなく、デクスターの素性を怪しむ人物も現れて窮地に立たされる―。

リブート版では、数十人もの家出した女性を誘拐して殺害するため"ラナウェイ・キラー"と名付けられた、アイアンレイク在住のカート・コールドウェルというキャラクターが登場する。コールドウェルは町の住民だが、裕福で人気がある彼を疑う者はおらず、野放し状態という設定だ。

続編シリーズの公式ポッドキャスト番組「Dexter: New Blood Wrap-Up Podcast」に、脚本を手掛けたスコット・レイノルズが出演し、ラナウェイ・キラーは実在の殺人鬼 "ブッチャー・ベイカー"と呼ばれたロバート・ハンセンをモデルにしていると明かした。

ハンセンは、1971年から1983年までアラスカ州アンカレッジ周辺で少なくとも17人の女性を誘拐、人里離れた山へ連れて行き、逃げ惑う被害者をライフルやナイフを使って狩りをするかのように追い詰めた殺人鬼。

実在した連続殺人鬼がモデルになっているという事実により、いっそう物語の恐ろしさが倍増するのではないだろうか。『Dexter: New Blood』は、Showtimeにて毎週日曜に放送中。(海外ドラマNAVI)

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『Dexter: New Blood』公式Twitterより(@SHO_Dexter)