【配信】海外ドラマランキング｜ファイナル開幕間近の『ストレンジャー・シングス』、クレア・デインズ主演作に勝利

全米で配信中の海外ドラマおよび映画（ドキュメンタリー・リアリティショー含む）におけるランキングトップ10（ニールセン調べ）が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ（※放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3部門における全米でのストリーミング（配信）ランキングを紹介しよう。

配信ランキング（ニールセン調べ）

2025年11月10日（月）から11月16日（日）までの順位は以下の通り。

ドラマ（オリジナル）

ドラマ（非オリジナル）

映画

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

ここのところ週変わりの総合トップはまたもや1週で交代。最終章のお披露目を2週間先（11月26日）に控える『ストレンジャー・シングス　未知の世界』は、10月中旬からトップ10をキープしているが、今回は視聴時間を前週より146％伸ばして（9億2100万分→13億4500万分）首位に立った。11月13日（木）に解禁されたリミテッドシリーズ『BEAST －私のなかの獣－』はオリジナルドラマ部門の2位スタート。『HOMELAND』のクリエイター、ハワード・ゴードンと主演のクレア・デインズが再タッグを組み、裕福で魅力的だが、殺人犯だと噂される新しい隣人と作家の危険な交流を描く。そのほかには、11月13日にシーズン3、11月16日（日）にシーズン2の幕が開けた『The Secret Lives of Mormon Wives（原題）』（4位）と『ランドマン』（5位）もトップ10入り。モルモン教徒の妻たちにフォーカスしたリアリティ番組である前者は、5月のシーズン2開幕当時の数字にはわずかに届かず（6億8000万分：6億5100万分）。後者は、毎週日曜日に新しいエピソードが到着するので最新の数字としては伸びにくそうだが、シーズン1のフィナーレが話題となったこともあり続きを待ち望んでいた人が多いようだ。そのほかには、2週目の『All Her Fault（原題）』が視聴時間を倍近く伸ばし（4億5200万分→8億6700万分）7位から3位にジャンプアップ。8億6700万分は、Peacockのオリジナルドラマシリーズとして最高成績だという。

非オリジナルドラマ部門は、トップ3をはじめとした多くの顔ぶれが変わらない中、『ガンスモーク』が圏外から4位につけた。1955年から20シーズン続いた伝説の西部劇ドラマは今年ニールセンのランキングデビューを果たすと、2025年上半期ランキングでは総合18位に。その後も定期的にランキングに顔を出しており、ファンに愛されているようだ。一方、10月中旬に1位で登場して以来、4週続けてランクインしていた『風の勇士 ポルダーク』は姿を消した。

映画部門では、前週に続いて6本が入れ替わり。新作としては、11月12日（水）リリースの3本、『ジャック・リーチャー　～正義のアウトロー～』の主演アラン・リッチソンによるアクションコメディ『Playdate（原題）』（3位）と、人気俳優エディ・マーフィのドキュメンタリー『エディ・マーフィ』（6位）、アリシア・シルヴァーストーン主演のロマコメ『メリー・リトル・エックスマス』（8位）、そして11月14日（金）お披露目となったアニメ『イン・ユア・ドリームズ：願いがかなうなら』（10位）がランクイン。そのほかに、リーアム・ニーソンが主演した2021年のアクション映画『マークスマン』（4位）と、『フォーチュン・クッキー』の22年ぶりの続編で今年9月より日本でも公開されたコメディ映画『シャッフル・フライデー』（5位）が新たに入った。

『BEAST －私のなかの獣－』はNetflixにて独占配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Hollywood Reporter