【配信】海外ドラマランキング｜2025年上半期のトップ10発表！『NCIS』を上回ったのは？

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※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

上半期のドラマ界を引っ張ったのは15年、20年以上続くおなじみの人気ドラマたち。中でも、毎週のランキングで上位が定位置の『グレイズ・アナトミー』は、同じく20シーズン以上を数える『NCIS　～ネイビー犯罪捜査班』（191億1700万分）を上回り、ドラマとして唯一200億分超（225億5100万分）の視聴時間を記録した。

ちなみに、それを抑えてトップに立ったのはオーストラリア発アニメ『ブルーイ』。牧牛犬種のオーストラリアン・キャトル・ドッグの女の子、ブルーイが主人公のファミリーアニメだ。各話の長さはわずか7分、全部で150話あまりにもかかわらず250億5900万分を叩き出しており、いかに多くの家庭で視聴されているかが推察される。

ドラマでは前述の2作のほかにも、『ビッグバン★セオリー　ギークなボクらの恋愛法則』『LAW & ORDER：性犯罪特捜班』『クリミナル・マインド』『SUPERNATURAL　スーパーナチュラル』『フレンズ』といった10シーズンを超える人気作品がトップ20入り。20シーズン続き、今年ついにニールセンの週間ランキング（トップ10）デビューを飾った名作『ガンスモーク』も18位につけた。

3シーズン以下にもかかわらずランクインしたのは、『イカゲーム』『ジャック・リーチャー　～正義のアウトロー～』『ナイト・エージェント』『ホワイト・ロータス／諸事情だらけのリゾートホテル』の4本。そのうち唯一総合トップ10入り（9位）を果たした『イカゲーム』は、集計開始日の3日前（12月26日）にシーズン2が、集計最終日の前日（6月27日）にファイナルとなるシーズン3がリリースされており、それらの数値がちゃんと反映されていればもっと上位につけただろう。

オリジナルドラマ部門で総合のトップ20入りを果たしたのはトップ3のみ。4位以下の『セヴェランス』『1923』『ザ・ピット／ピッツバーグ救急医療室』といった作品は、週間トップに立ったことはなくても長らくランクインを続けることによって時間を稼いだ。また、新エピソードがないにもかかわらずランクインしたのが『ストレンジャー・シングス　未知の世界』。最終シーズンの配信スケジュールが5月末に発表されたことで、秋からのリリースに先駆けて過去シーズンを見直す人が増えているようだ。

今回のランキングに入るような人気ドラマは、もともと終了が決まっていた作品以外は基本的に新シーズンへと継続されたものの、例外が『ザ・レジデンス』。オリジナルドラマ部門で11位に入るほどの好成績を残しながらも、ストライキによる撮影中断やキャスト病死による撮り直しで制作費がかさんだ上、1週間前にリリースされた『アドレセンス』の影に隠れたことで割を食い、1シーズンで打ち切られた。

映画部門には、家族で楽しめるアニメ作品が多数ランクイン。しかし、1位の『モアナと伝説の海2』でも視聴時間は70億強にとどまり、総合には名を連ねられなかった。

『グレイズ・アナトミー』シーズン1～20はDisney+（ディズニープラス）にて配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Deadline、米Hollywood Reporter