2023年に報じられた、大ヒットSFミステリー『X-ファイル』のリブート企画は、世界中のファンとエンタメ業界の注目を集めている。特に、映画『ブラックパンサー』や『クリード チャンプを継ぐ男』で知られるライアン・クーグラーが製作に関わるというニュースは、大きな話題となった。この期待高まる新企画に、もしかするとジョン・ドゲット捜査官役のロバート・パトリックが参加するかもしれないと、米Screen Rantが報じている。
-
『X-ファイル』スカリーが戻ってくる!?ジリアン・アンダーソンが示唆
日本でも大ヒットした超常現象ドラマ『X-ファイル』でダナ・ス …
デヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソンも示唆
『X-ファイル』のリブート企画は、クーグラーが2025年4月のポッドキャスト番組で言及したことをきっかけに一気に火がついた。『一流シェフのファミリーレストラン』のダニエル・デッドワイラーが主演を務めるかもしれないという噂だけでなく、FBI捜査官のコンビを演じたデヴィッド・ドゥカヴニー(モルダー役)やジリアン・アンダーソン(スカリー役)も新シリーズへの期待を示唆する発言を繰り返しており、シリーズ復活の可能性は極めて高いと見られている。
本作は、オリジナル9シーズンの放送終了後、2016年と2018年に2度のリブート版が制作された。ファンはモルダーとスカリーの絶妙な掛け合いを堪能した一方で、一部の視聴者からは、特定の人気キャラクターの再登場がなかったことに寂しさを感じる声も上がっていた。
ロバート・パトリックが明かすドゲット捜査官への強い思い
そんな主演二人だけでなく、魅力的なサブキャラクターも多数生み出してきたことでも知られており、その中でも高い人気を誇るのがロバート・パトリック演じるドゲット捜査官だろう。
ロバートは、Screen Rantのインタビューに応じ、リブート版について言及。『ターミネーター2』のT-1000役など、数多くの印象的なキャラクターを演じてきたロバートにとって、ドゲット役は「最もお気に入り」のキャラクターなのだという。
リブート版への出演可能性を問われたロバートは、「ドゲットが最後に登場した瞬間から、もう一度登場するまでの間に、彼の身に何が起こっていたのか見るのが楽しみだ」と回答。これは、再登場に意欲的であることを示唆する、ファンにとっては胸熱なコメントと言えるだろう。
これまでのリブート版にはスケジュールの都合で出演が叶わなかったことを明かしつつ、ロバートは「彼の魅力はタフな男でありながら、心優しい部分もあるというところだ。だからこそ、ドゲットは私にとって大切な存在なんだ」と、カムバックへの強い熱意を語っている。
新キャラクター中心のライアン・クーグラー版にも登場の余地
未だベールに包まれている部分が多いクーグラー版『X-ファイル』。シリーズのクリエイターであるクリス・カーターは新作には関わっていないものの、すでにゴーサインを出していると見られている。
新作では新たなキャラクターたちが中心になると予想されているが、作品の世界観は基本的にオリジナルと同じものが踏襲されるだろう。その設定が維持されるのであれば、モルダーとスカリーはもちろんのこと、ドゲット捜査官を初めとした旧作の人気サブキャラクターたちが顔を出す可能性は大いにある。
果たして、ライアン・クーグラー版『X-ファイル』に、あのドゲット捜査官は再び登場するのか。そして、どのような新たな物語が描かれるのだろうか。今後の続報に期待したい。
オリジナル版『X-ファイル』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。ロバート・パトリックが出演する最新ドラマ『タルサ・キング』はParamount+で配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Screen Rant