今年5月にシーズン4をもって米CBSでの放送が終了した人気ドラマ『FBI:特別捜査班』のスピンオフ『FBI:インターナショナル』。もう1本のスピンオフ『FBI:Most Wanted ~指名手配特捜班~』と共に打ち切りが決定した同作について、共同クリエイターのデレク・ハースが沈黙を破り放送局の決定について語った。
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『FBI:インターナショナル』キャストが打ち切りに反応
人気ドラマ『FBI:特別捜査班』のスピンオフ、『FBI:Mo …
番組のクオリティとは関係のない理由
TV Lineの取材に対し、ハースはこう語っている。「打ち切りの知らせを聞いて本当に悲しかった。シーズン4から加わったウェス役のジェシー・リー・ソファー(『シカゴ P.D.』)のことが大好きで、彼の参加はダイナミックな変化になると思っていたからね」
また、打ち切りの理由についてはこうコメントしている。「なぜ打ち切られたのか、僕には分からない。CBSのエイミー・ライゼンバックや、番組担当のエリック・キム、そしてウルフ・エンターテインメントの仲間たちを尊敬してるし、彼らの判断を信頼してる。だから番組のクオリティとは関係のない理由があったんだと思う」
5月上旬に報道陣の前に登場したライゼンバックは、視聴率が取れている作品の成功例として『FBI:Most Wanted』や『FBI:インターナショナル』、そしてクイーン・ラティファ主演の『イコライザー』の名を挙げた。しかし『イコライザー』もまた、来年度の更新が見送られている。
「番組を終了するのは簡単なことではありません。今年は多くの選択肢がありました」と彼女は説明し、こう続けた。「今のスケジュールは非常に詰まっていて、すべての番組について、クリエイティブ面の状況、財政的な面、視聴率などの総合的なデータを見て、最終的に難しい決断を下す必要があります」
なお、本家シリーズ『FBI:特別捜査班』は2026-2027年の放送シーズンまでの更新が決定しており、新たなスピンオフ企画として、仮タイトル『CIA』が進行中だ。主演は『LUCIFER/ルシファー』のトム・エリス。脚本はディック・ウルフと『FBI:Most Wanted』のショーランナーであるデヴィッド・ハジンスが担当し、型破りなCIA職員と、法を重んじるベテランFBI捜査官という“正反対のバディ”の物語が描かれる予定だ。
ライゼンバックはこの新ドラマについて、「ディック・ウルフと仕事をするのが大好きですし、『CIA』をスケジュールに加えられることをとても楽しみにしています」と語り、「経済的な視点から見て、打ち切った番組は採算が合わなかったというだけ。ですが、ディックとのパートナーシップはこれからも続けたい。来シーズンには新たな2時間の枠をスタートさせることにワクワクしています」とも述べた。
『FBI:インターナショナル』シーズン4はWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて日本初公開中。(海外ドラマNAVI)
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