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『一流シェフのファミリーレストラン』撮影監督が語る、シーズン5で訪れる大きな変化

2026年5月25日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

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一流シェフのファミリーレストラン

エミー賞受賞のドラマシリーズ『一流シェフのファミリーレストラン』で撮影監督を務めるアンドリュー・ウェデは、本作の現場において「予期せぬ事態」は日常茶飯事であることを熟知している。シーズン4の撮影が終盤に差し掛かった頃、サプライズのボーナスエピソード「ゲーリー」のアイデアが浮上し、急遽実行が決まった際もそれほど驚かなかったという。米Gold Derbyのインタビューに応じたウェデは、このサプライズエピソードの秘話や、シーズン4の裏側、そして演劇的なアプローチを取り入れたフィナーレについて詳細を語った。

『一流シェフのファミリーレストラン』シーズン5
『一流シェフのファミリーレストラン』シーズン5、6月26日(金)より一挙独占配信!

これまでにエミー賞21冠、ゴールデングローブ賞5冠にも及ぶ栄 …

「ゲーリー」は35mmフィルム撮影のロードムービー

シーズン4の終わりに撮影されたサプライズエピソードであり、ジョン・バーンサルとエボン・モス=バクラックが脚本を執筆し、ショーランナーのクリストファー・ストーラーが監督を務めた「ゲーリー」。ウェデはこの回の撮影について、「6、7日間を移動に費やし、すべて現地ロケで撮影した」と明かす。さらに、本作としては異例の35mmフィルムでの撮影を敢行したという。

『一流シェフのファミリーレストラン』の世界観に属しながらも、独自の雰囲気を持たせたいと考えた。これはマイケルがすべてから去ってしまう前の、リッチーとマイケルの最後の再会を描いたエピソード。つまり一種の記憶であり、過去の出来事であるかのように感じさせたかったため、どうしてもフィルムで撮影したかった」と熱を込めて語る。仕上がりにはスタッフもキャストも大満足しており、6月に公開される新シーズンに向けて、視聴者の心の準備を整える素晴らしい前菜」になっているとのことだ。

本作について最もよく聞かれる質問について、アンドリューは「パイロット版を除くすべてのエピソードを手がけているため、毎シーズンが新しい挑戦の連続なんだ。テーマを通じてドラマらしさを保ちつつ、いかに変化をもたらすかを探求している」と答える。視聴者がどのシーズンにも一貫したトーンを感じつつ、それぞれに独自の空間を見出しているのは、この探求の成果と言える。また、緊密なコミュニティである現場の雰囲気については、「仕事をしている感覚はなく、家族のようで最高な場所」と語り、チームの絆の深さをうかがわせた。

シーズン1から4まで貫かれた「映像のルール」とシーズン5での変革

ストーリーに応じてエピソードごとのアプローチを変えるなかで、ウェデが一貫して守り続けているこだわりがある。それはレンズ選びだ。

シーズン1から4までは、すべて同じレンズ、同じカメラのセンサー設定、同じ色味で撮影されている。これが彼の視覚的ストーリーテリングにおける「絶対的な基準」だという。この基準がブレないからこそ、ストーリーやキャラクターに寄り添った柔軟なアプローチが可能となり、ショーランナーやカメラオペレーターが思いついた即興的なチャンスにも賭けることができるのだ。

しかし、続くシーズン5ではそのルールから一歩踏み出し、異なる手法を取り入れているという。ウェデはこれを「最初の大きな変化」と表現し、非常にエキサイティングな挑戦になると予告している。

また、シーズン3と4の撮影裏話についても言及。大部分を連続して撮影し、まずはシーズン3を、続けてシーズン4の約6エピソード分を撮影。その後、編集段階でストーラーらが素材を精査した結果、当初想定していた6エピソード分が3、4エピソード分に凝縮されることになった。これを受けてストーラーは脚本を書き直し、すでに撮影した素材と巧みに噛み合う「姉妹編」としてのシーズン4を構築した。「最初に始めた視覚的世界観にある程度縛られる興味深い経験だったが、テーマとしてシーズン3から4へ継続することは理にかなっていた」と振り返る。

シーズン4フィナーレが試みた「演劇的アプローチ」と3台のカメラ

シーズン4の最終回について「ある意味、演劇の舞台のようにデザインされていた」と明かす。視聴者はカメラが絶対に越えることのない第4の壁のようなものを感じるかもしれないが、これはストーラーがドラマチックで台詞の多いシチューションで好む手法だ。俳優たちにシーンの演技に対する完全な主導権を持たせるため、シーンを細切れに分断しないというアイデアが根底にあった。

数回のリハーサルを経て、本番も数回通して撮影されたが、今回はワンカットとして扱うのではなく、3台のカメラによるマルチカメラ撮影で「一回限りのパフォーマンス」として捉える手法が取られた。夜間の屋外ロケで行われたため、ウェデは一貫性を保てる夜間の特性を活かし、環境光や街の明かりを作り込んだ。これにより「模擬的な屋外舞台セット」が完成し、俳優たちが時間を気にせず求める演技をそのまま発揮できる環境が整えられた。

撮影では、3台のうち2台のカメラにパナビジョンの11対1ズームレンズが装着され、メインカメラを担当するゲイリー・マルーフは手持ちで撮影に臨んだ。クリストファーは「好きなだけAカメラに任せておいていい」というスタンスであり、他の2台が別カットのポイントを常に押さえている間に、マルーフが台詞やストーリーをダイナミックに追いかけることができたという。長いテイクを維持できるように徹底してデザインされた、緊迫感あふれるフィナーレの構造がここに明かされた。

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海外ドラマNAVI編集部

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