
米CBSの人気警察ドラマ『FBI:特別捜査班』の新たなスピンオフ『CIA(仮)』にて、『LUCIFER/ルシファー』で知られるトム・エリスが主演を務めることが明らかになった。報道によれば、本作は元々『FBI: CIA』という仮タイトルで企画されていたが、現在はシンプルに『CIA』として制作が進められている。
型破りなCIAエージェント誕生!トム・エリスが新シリーズ『CIA』で主演
2020年、2021年に誕生したスピンオフ2作、『FBI:Most Wanted ~指名手配特捜班~』と『FBI:インターナショナル』に続くスピンオフ第3弾『CIA』の主人公は、性格も捜査スタイルも正反対の二人。トムが演じるのは、おしゃべりで規則を無視する型破りなCIAケースオフィサー。彼の相棒となるのは、法と規則を重んじる堅実なFBI捜査官で、こちらのキャストは現時点で未発表である。
二人はCIAニューヨーク支局に配属され、アメリカ国内の脅威や犯罪に立ち向かっていく中で、互いの違いが実は最大の強みであると気づいていくという、バディものの王道を踏襲しつつ、ユニークな化学反応が期待される内容となっている。
トム・エリス、次なる活躍の場へ
トムの代表作といえば、『LUCIFER/ルシファー』で演じた地獄の王ルシファー役だが、他にも『テル・ミー・ライズ』『RUSH ~スキャンダルな外科医』『FADS/フェーズ』そしてHuluの新作『Washington Black(原題)』など、幅広いジャンルでの活躍がある。そんな彼が今回挑むのは、CIAという新たなフィールドだ。
いきなりシリーズ化!
当初、『CIA』は米CBSで現在放送中の『FBI:特別捜査班』シーズン7の中で展開される“バックドアパイロット”という形式で新シリーズのキャラクターが紹介される予定であった。しかし制作サイドの判断により、パイロットを飛び越えて一気にシリーズ化されることが決定。これは異例の展開であり、作品への期待度の高さがうかがえる。
『FBI』主演のジーコ・ザキ(オマル・アドム・“OA”・ジダン役)もTV Lineのインタビューでこの新作の脚本に触れ、「本当に本当に本当に脚本がしっかりしている。CIAとFBIの対立と協力は、これまでにないダイナミクスを生む」と語っている。
拡大するCBS/パラマウント・ユニバース
この『CIA』は、CBSおよびパラマウントが進める“ユニバース拡大戦略”の一環である。現在以下のようなスピンオフが進行中・準備中となっている。
・『ファイア・カントリー』からは、モリーナ・バッカリン(『GOTHAM/ゴッサム』)主演の『Sheriff Country(原題)』が今秋スタート
・ジャレッド・パダレキー主演で『Fire Country: Surfside(原題)』も企画進行中
・『ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~』のスピンオフ『Boston Blue(原題)』(ドニー・ウォールバーグ主演)が今秋プレミア予定
・『NCIS』ユニバース最新作『NCIS: Tony & Ziva(原題)』は今秋Paramount+で配信開始
トム・エリスという強力なキャストを得て始動する『CIA(仮)』。本家『FBI』とはまた違った視点から国家の“正義”を描く本作が、今後のCBSドラマの中核を担う作品となる可能性は高い。続報に注目したい。
トムの代表作『LUCIFER/ルシファー』はNetflixで配信中。コンプリートシリーズも発売中。『FBI:特別捜査班』シーズン1~5はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Huluでは日本のドラマやバラエティ、オーディション番組、Disney+ではディズニー作品はもちろんマーベルやスター・ウォーズ、さらに最新韓国ドラマやBTSなどのオリジナルコンテンツを多数配信!

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