【ネタバレ】『クリミナル・マインド』シーズン18で突然の訃報、監督を務めたアイシャ・タイラーが思いを語る

『クリミナル・マインド FBI行動分析課』シーズン18第2話で、ファンにとって衝撃的な展開が描かれた。このエピソードで監督を務めたタラ役のアイシャ・タイラーが、米TV Lineのインタビューで思いを語っている。

以下、シーズン18第2話の重大なネタバレを含みますのでご注意ください。

 

家族の平穏が一転、突然の別れ

A・J・クック演じるJJと、その夫ウィル・ラモンテーニュ・Jr(ジョシュ・スチュワート)は自宅で子どもたちのスケジュールについて話し合っていたが、穏やかな時間は一瞬にして暗転する。

ウィルは偏頭痛に苦しみながらも会話を続けていたが、突然キッチンの床に倒れ、JJは慌てて911に通報。しかし、残念ながら救命は間に合わなかった。病院に駆けつけたBAUチームの仲間たちに、JJは静かにこう告げる。「もういないの……ウィルは亡くなった」

死因は「下甲状腺動脈の自然破裂」という極めて稀なケースであり、医師のリベッカとタラがチームに説明した。なお、ウィルは甲状腺の病に苦しみ、治療を受けていた過去がある。

監督を務めたアイシャ・タイラーの思い

ウィル役のスチュワートは、シーズン2に初登場し、その後ゲストスターとしてシリーズに登場。2024年1月には、自身のXアカウントで「ウィルを演じる日々は終わった」と報告していた。しかし、今回の短いながらも印象的な死のシーンのために、再び姿を見せた。

この重要なエピソードで監督を務めたのは、タラ役のアイシャ・タイラー。TV Lineのインタビューで、こう振り返っている。

「キャラクターたちにとっても、シリーズにとっても非常に重要な瞬間でした。感情の深さを描ける場面を演出できるのは、監督としての大きな喜びであり責任でもあります」と語るタイラーは、キャストへの愛着と演出の意義を強調する。

さらに、「このドラマではあまり感情を深く掘り下げる機会はないので、非常に味わい深い経験でした」と語り、監督としての満足感をにじませた。

物語は今後、ウィルを亡くしたJJが「命を救う仕事」に復帰すべきか、自身の人生を見つめ直す姿へと展開していく。タイラーは「彼女はこの計り知れない喪失を乗り越えなければならず、それが子どもたちや仕事にどのような影響を与えるのか…。誰かを失った経験のある人なら、共感せずにはいられないはず」と語っている。

タイラーは、長年シリーズを支えてきたA・Jの演技にも称賛を惜しまなかった。

「A・J・クックは素晴らしい女優であり、並外れた人間です」と語り、「彼女がこの重いストーリーを演じ切る姿を見るのは本当に感動的でした。完璧な演技だった」と絶賛。

突然の別れに直面したJJの痛みと混乱、そして立ち上がろうとする姿を、A・Jは繊細かつ力強く体現。シリーズに深みを与える存在として、今後も視聴者の心を揺さぶるに違いない。

『クリミナル・マインド FBI行動分析課』シーズン1~17はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)

 

Photo:Instagramアカウント@aishatylerより