
『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のエミリー・プレンティス役でおなじみのパジェット・ブリュースターが、現在のストリーミング時代における俳優の報酬構造について率直な意見を語った。
パジェット・ブリュースター、「ストリーミング配信での報酬には本当に残念」
「ストリーミングでは残余使用料(再放送や配信で得られる報酬)が存在しない。それが今の標準モデルである」と語るパジェット。「私たちは1話ごとの出演料を受け取り、番組に参加できること自体を光栄に思っている。これはスタジオやネットワークの責任ではなく、かつて私たちの組合がこの問題に立ち向かわなかった結果なのです」
エレン・ポンピオの発言を受けて:冷静かつ現実的な視点
この発言は、先日『グレイズ・アナトミー』主演のエレン・ポンピオが、ストリーミングにおけるストリーミング収入の「不公平さ」について「本当にひどい」と批判したことを受けてのものである。エレンは、2024年だけで同作が10億回以上も配信されたにもかかわらず、俳優には相応の報酬が支払われていないことを問題視した。
「番組を完全に辞めれば、20年にわたり築いてきた自分の貢献から誰かが利益を得続けるのに、自分には何も入ってこない。それは感情的にも金銭的にも納得できない」
このような意見に対し、パジェットは感情に流されることなく、現実的な視点から状況を分析した上で「本当に残念なことだ」と共感を示しつつも、「私は昔から倹約家だった。毎週“これがキャリアの終わりかもしれない”と覚悟しながらお金を貯めてきた」と自らの備えを明かしている。
変わる報酬モデル、俳優たちはどう生き抜くか?
残余使用料とは、作品の初回放送後に再放送や配信などで得られる長期的な報酬制度であり、1960年のWGAとSAGによるストライキをきっかけに導入された。長年にわたり、俳優の安定収入源として機能してきたが、ストリーミング時代の到来により、その存在意義は大きく揺らいでいる。
「海外配信での残余も今ではほとんど存在しない」とパジェットは語る。「一時は本当に良い時代だったが、今はもう終わってしまった」
彼女は今後の業界の動きについても言及。「これからは俳優自身がプロデュースする作品が増えるかもしれない。あるいは、長期的な投資と割り切ってギャラを抑える交渉が常態化するかもしれない」としつつも、「どうなっていくかはまだ分からないが、業界は確実に変わった」と語った。
エレンの発言に対しては、視聴者の間でも様々な意見が交錯している。特に、2005年から続く『グレイズ・アナトミー』の成功が彼女一人の努力によるものではないことを指摘する声もある。
とはいえ、今回の一連の発言は、俳優たちがいかにストリーミング時代の新しい経済モデルと向き合い、どのようにキャリアを維持・再構築していくのかという問いを投げかけている。パジェットの冷静な分析は、多くの俳優たちにとって今後のヒントとなるはずである。
リードが復帰する『クリミナル・マインド FBI行動分析課』シーズン18は米Paramount+にて5月8日(木)より配信スタート。日本では、シーズン1~17がDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Independent
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