
人気SFドラマ『スター・トレック:ディスカバリー』をはじめ、『スター・トレック』フランチャイズを担当するアキヴァ・ゴールズマンが、1960年代から1980年代にかけて数多くのドラマシリーズを手掛けたアーウィン・アレンのドラマ3本をリメイクすることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
『原子力潜水艦シービュー号』も復活
ゴールズマンはレジェンダリー・テレビジョンとタッグを組んで『原子力潜水艦シービュー号』『巨人の惑星』『タイム・トンネル』の3本をよみがえらせ、新ユニバースを展開する予定だ。
本国アメリカで1964年から4シーズンにわたって放送された『原子力潜水艦シービュー号』で舞台となるのは、ネルソン海洋調査研究所の所長、ハリマン・ネルソン海軍提督が設計した原子力潜水艦シービュー号。若き艦長リー・クレインの指揮下で、チームは海洋調査をはじめ、諜報活動や軍事任務、さらには巨大生物や宇宙人との戦いにも挑んでいく。
近未来を描いた『巨人の惑星』は、1968年から2シーズン続いたシリーズ。1983年、ロサンゼルス発ロンドン行きの宇宙船スピンドリフト号は磁気嵐に巻き込まれ、巨人が住む未知の惑星に不時着する。乗員・乗客は、通常の12倍の大きさの動植物に驚愕しながらも、巨人たちから逃げながら宇宙船を修理し、地球への帰還を目指す。独裁体制下にあるこの惑星で地球人の存在と技術が狙われたことから、執拗な追跡を受けるものの、時に友好的な巨人の助けを借りながら必死のサバイバルを繰り広げる。
1966年にスタートして1シーズンで打ち切られた『タイム・トンネル』は、アリゾナ州の地下に設置された時間旅行装置のタイム・トンネルにフォーカス。このタイム・トンネルは、人間を過去や未来へ送ることができるが未完成の状態で、トンネルに入った科学者のトニーの後を追いかけた同僚のダグも巻き込まれ、二人とも現在に戻れなくなってしまう。こうして、彼らはタイタニック号やアラモ砦といった様々な歴史の場面をさまよい、いろんな時代でドラマが繰り広げられる。
3本ともSF作品と、『スター・トレック』フランチャイズを手掛けるゴールズマンにとっては十八番のジャンル。製作総指揮を務めるのは、アーウィン・アレンが製作した『宇宙家族ロビンソン』のリメイク版ドラマ『ロスト・イン・スペース』に関わったジョン・ジャシュニ。デレク・シールゲスが共同プロデューサーを担う。
レジェンダリー・テレビジョンは、モンスターバースのドラマシリーズ『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』や、映画『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズの前日譚ドラマ『デューン 預言』を製作。壮大なスケールの作品を数多く手掛けるスタジオと、SF作品を得意とするゴールズマンがタッグを組むことで、唯一無二のSFアクション・リメイクシリーズが誕生しそうだ。
(海外ドラマNAVI)
EXCLUSIVE: Akiva Goldsman is developing a new Universe at Legendary Television featuring three reimagined Irwin Allen Sci-Fi TV series https://t.co/40IwGXDhGJ
— Deadline (@DEADLINE) February 25, 2025