『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の前日譚ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2の製作費は、2019年の映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』よりも高額になるという。なぜ、ドラマシリーズの製作費が映画を上回ったのだろうか?
下手すると『スター・ウォーズ:アコライト』の二の舞に
米Forbesによると、『キャシアン・アンドー』シーズン2の製作費は、英国の税制優遇措置を利用するプロダクションが提出した、2023年の財務報告書から引用した数字だ。『~スカイウォーカーの夜明け』の製作費は推定2億7500万ドルとされ、対する『キャシアン・アンドー』シーズン2の製作費は推定2億9100万ドル、シーズン1&2の総製作費は6億4500万ドル(現為替で約1000億円)以上と見られており、映画の2倍以上の資金が投入されている。
シーズン2の製作費が膨れ上がった理由として、2023年5月から11月にかけて起こったハリウッドのダブルストライキが大きく影響している。シーズン2の脚本執筆業務は同年5月に中断され、その2ヵ月後には米映画俳優組合のストライキにより撮影が一時停止となった。
当然だが、製作が遅延となるとお金がかさむ。しかも『キャシアン・アンドー』シーズン2は、俳優組合のストライキ終結後の2024年1月に撮影が再開されて2月に終了したが、その際の費用は前述した2023年の数字に計上されていない。さらに、撮影後のポストプロダクション費用も加算されるため、輪をかけて製作費が膨れ上がることになる。
番組全体で1億2900万ドル(約200億円)という巨額の税金還付金が支払われるとはいえ、ドラマシリーズは映画ほど大きな興収は見込めない。『スター・ウォーズ』ユニバースで初となる本格的なスパイスリラー『キャシアン・アンドー』シーズン1は非常に高い評価を受けているが、ドラマ製作もビジネスだ。いくら評価が高くても、利益が見込めなければ打ち切られてしまう。
その最近の例が、『スター・ウォーズ:アコライト』だ。本シリーズはもともと3シーズンの製作が計画されていたが、シーズン2へ更新するほどの利益を生み出せず、シーズン1の配信開始からわずか2ヵ月後に打ち切りが決定した。『キャシアン・アンドー』は、シーズン2のラストで『ローグ・ワン』の冒頭へ繋がる形で幕を閉じることが決定しているため、キャンセルの心配はないだろう。しかし、高騰を続けるドラマシリーズの製作費が、何らの形で今後のプロジェクトに影響を及ぼす可能性は少なからずありそうだ。
『キャシアン・アンドー』シーズン2は、Disney+(ディズニープラス)にて2025年4月22日(火)より配信開始。シーズン1は独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』© 2019 and TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved./『キャシアン・アンドー』© 2022 Lucasfilm Ltd.