若かりし頃のリロイ・ジェスロ・ギブスを主人公にした『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の前日譚スピンオフ『NCIS:Origins(原題)』では、フラッシュバックシーンを織り交ぜながらギブスの過去を綴る構成となっている。だが、若きギブス役で主演するオースティン・ストウェルは、フラッシュバック撮影を楽しめないのだという。それは、なぜなのだろうか?
フラッシュバックを交えながら明かされるギブスの暗い過去
『NCIS:Origins』の舞台は1991年。妻子を失ったばかりの若きギブスが、新任の特別捜査官としてキャリアをスタートさせ、NISキャンプ・ペンドルトン支局でマイク・フランクス率いる荒っぽい個性的なチームの一員となり、エージェントとして成長していく姿が描かれる。
劇中では、ギブスが愛する妻シャノンと娘ケリーとの楽しかった日々や、会話を振り返るフラッシュバックシーンが登場し、その度に彼は家族を失った悲しみに打ちひしがれてしまう。
米TV Insiderのインタビューで、オースティンはフラッシュバックシーンに対する想いを、こう語っている。「僕にとって、過去を思い出すのは本当に辛い日々なのです。誰もが憧れるような理想の家族だったからでしょうね。それは夢が叶った人生です。人は、亡くなった人たちのことを夢に見ることがあります。フラッシュバックシーンを演じている時、その時点では現実で、夢に足を踏み入れているのです。その後に、(幸せな)現実を失うと知っている状況を想像するのは、本当に辛いですよ」
さらに、「夢のシーンから飛び出して、別の関係や、より良い日々に戻るわけじゃない。想像するところから始まって、至福の瞬間や束の間の瞬間を思い出して、また苦しむのです」とも続けたオースティン。「フラッシュバックを演じる度に、すごく感情的になります。僕にとっては本当に辛いのです。フラッシュバックの目的は理解しているし、間違いなく仕事は好きだけど、フラッシュバックシーンを楽しみにはしていません」と答えた。
愛する妻と娘との楽しい日々を思い出すと、大切な存在を失った辛い現実がさらに強く押し寄せるため、オースティンにとってフラッシュバックシーンは楽しい撮影とはいかないようだ。
フラッシュバックについては、共同ショーランナーを務めるデヴィッド・J・ノースも言及し、「重要なのは、その喪失と感情を強調し、ギブスにとって、どれだけ思い出が鮮明なのかを知ることなのです」と付け加えた。前日譚スピンオフでは、いかにギブスが悲しみとトラウマを乗り越え、本家シリーズのギブスが形作られていくかが大きな見どころとなっているようだ。
『NCIS: Origins』は、米CBSにて放送中。『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1~20は、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
期間限定!1週間無料トライアルキャンペーン開催中!
※11月21日(木)まで
通常のHulu(月額1,026円税込)とDisney+のプレミアムプラン(月額1,320円税込)2つのサービスを利用できる。
つまりセットプランを利用すれば856円もお得に!
Huluでは日本のドラマやバラエティ、オーディション番組、Disney+ではディズニー作品はもちろんマーベルやスター・ウォーズ、さらに最新韓国ドラマやBTSなどのオリジナルコンテンツを多数配信!
Photo:Instagramアカウント@ncisverseより