全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(※放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングを紹介しよう。
配信ランキング(ニールセン調べ)
2024年9月9日(月)から9月15日(日)までの順位は以下の通り。
ドラマ(オリジナル)
- 『理想のふたり』(Netflix/計6話)...19億7000万分
- 『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』(Prime Video/計13話)...7億4700万分
- 『The Secret Lives of Mormon Wives(原題)』(Hulu/計8話)...7億2900万分
- 『エミリー、パリへ行く』(Netflix/計40話)...7億800万分
- 『Into the Fire: The Lost Daughter(原題)』(Netflix/計2話)...4億8500万分
- 『マーダーズ・イン・ビルディング』(Hulu/計33話)...4億7900万分
- 『Outlast(原題)』(Netflix/計16話)...4億6100万分
- 『Selling Sunset(原題)』(Netflix/計79話)...4億5800万分
- 『KAOS/カオス』(Netflix/計8話)...3億9300万分
- 『フューチュラマ』(Hulu/計161話)...3億2200万分
ドラマ(非オリジナル)
- 『ブルーイ』(Disney+/計154話)...8億7000万分
- 『ファミリー・ガイ』(Hulu/計433話)...8億6000万分
- 『Bob's Burgers(原題)』(Hulu/計270話)...6億9500万分
- 『グレイズ・アナトミー』(Hulu/Netflix/計431話)...6億7000万分
- 『プリズン・ブレイク』(Hulu/Netflix/計90話)...6億600万分
- 『ギルモア・ガールズ』(Netflix/計153話)...5億7800万分
- 『ディスカバリー・オブ・ウィッチズ』(Netflix/計25話)...5億6700万分
- 『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(Hulu/Peacock/計553話)...5億4300万分
- 『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(Max/計281話)...5億1300万分
- 『クリミナル・マインド』(Hulu/Paramount+/計349話)...5億700万分
映画
- 『レベル・リッジ』(Netflix)...12億8000万分
- 『アグリーズ』(Netflix)...5億6200万分
- 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(Netflix)...4億1300万分
- 『ビートルジュース』(Max)...2億4000万分
- 『デリヴァランス -悪霊の家-』(Netflix)...2億1600万分
- 『ソニック・ザ・ムービー』(Netflix/Paramount+)...2億1200万分
- 『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(Max)...1億9900万分
- 『フォールガイ』(Peacock)...1億8700万分
- 『ブラック・スキャンダル』(Netflix)...1億8000万分
- 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(Netflix)...1億7700万分
※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。
前週、総合部門で4週連続トップの座から後退していた『プリズン・ブレイク』は、それまで10億分以上の視聴時間を計上してきたが、この週は6億600万分まで減少。総合部門では10位と、トップ10圏内ギリギリまで下がることに。
総合部門の1位は2週続けて『理想のふたり』。ニコール・キッドマン(『ビッグ・リトル・ライズ』)とリーヴ・シュレイバー(『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』)が理想的な夫婦を演じる全6話の犯罪ミステリーは、前の週に続いての19億分超(19億1100万分→19億7000万分)と、2位以下に6億分以上の差をつけて断トツ。
総合部門2位の犯罪アクションスリラー映画『レベル・リッジ』は、『理想のふたり』以外で唯一の10億分超(12億8000万分)を記録した。『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』は、このタイミングで視聴時間が大きく減った(10億1500万分→10億1900万分→7億4700万分)ものの、総合部門5位の座を維持している。
『エミリー、パリへ行く』はシーズン4後半を9月12日(木)にリリースしたことで総合部門・オリジナルドラマ部門のトップ10圏内(7位・4位)にカムバック。5話が追加され、7億800万分の視聴時間をマークした。ジェフ・ゴールドブラム(『ジュラシック・ワールド』シリーズ)をはじめとしたクセの強いキャストがギリシャ神話の神々を演じるファンタジーコメディ『KAOS/カオス』はオリジナルドラマ部門9位。配信開始3週目で視聴時間は前週の半分以下(8億2500万分→3億9300万分)となったからか、先日1シーズンで打ち切られることになった。
映画部門では、『レベル・リッジ』がトップをキープする一方、この週もトップ10のうち半分が入れ替わり。9月13日(金)に配信開始となったマックG監督(『チャーリーズ・エンジェル』シリーズ)新作であるNetflix映画『アグリーズ』が3日間で5億6200万分を計測して2位に初登場したほか、2014年のトム・クルーズ主演作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』が3位、日本でも公開中の『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が7位、ジョニー・デップ、ベネディクト・カンバーバッチ共演の『ブラック・スキャンダル』が9位、全世界で大ヒットした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が10位に入っている。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『理想のふたり』© Liam Daniel/Netflix