【配信】海外ドラマランキング｜『プリズン・ブレイク』、ビッグカップルに敗れて首位陥落

全米で配信中の海外ドラマおよび映画（ドキュメンタリー・リアリティショー含む）におけるランキングトップ10（ニールセン調べ）が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ（※放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3部門における全米でのストリーミング（配信）ランキングを紹介しよう。

配信ランキング（ニールセン調べ）

2024年9月2日（月）から9月8日（日）までの順位は以下の通り。

ドラマ（オリジナル）

ドラマ（非オリジナル）

映画

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

これまで4週続けて総合部門・非オリジナルドラマ部門のトップに立っていた『プリズン・ブレイク』が両部門で首位陥落。視聴時間は前週の11億8800万分から10億4800万分へと減り、総合部門で4位、非オリジナルドラマ部門では2位に後退した。代わって総合部門の1位になったのは、9月5日（木）配信スタートとなった犯罪ミステリー『理想のふたり』。ニコール・キッドマン（『ビッグ・リトル・ライズ』）とリーヴ・シュレイバー（『レイ・ドノヴァン　ザ・フィクサー』）が理想的な夫婦を演じる全6話のリミテッドシリーズは、配信後4日間にもかかわらず19億1100万分を記録した。なおニールセンによれば、同作の視聴者の7割は女性だという。前週、『プリズン・ブレイク』を追走していた『ロード・オブ・ザ・リング：力の指輪』は、視聴時間がほぼ横ばい（10億1500万分→10億1900万分）で、『プリズン・ブレイク』には2900万分届かなかった。

非オリジナルドラマ部門では、『プリズン・ブレイク』が『ファミリー・ガイ』に抜かれるといった多少の順位変動はあったものの、10本中7本は前週と同じ作品に。残る3本、『Dark Winds（原題）』『ウォーキング・デッド』『プリーチャー』に代わって新たにランクインしたのは『LAW & ORDER：性犯罪特捜班』『ギルモア・ガールズ』『スポンジ・ボブ』で、7・8・10位に入った。

この週ランクインした新作は『理想のふたり』だけではない。9月6日（金）にリリースされたNetflixの犯罪アクションスリラー映画『レベル・リッジ』が11億800万分で総合2位に。『ジーニアス：キング牧師とマルコムX』でマルコムXを演じたアーロン・ピエールをはじめ、『マイアミ・バイス』のドン・ジョンソン、『マンハッタンに恋をして　～キャリーの日記～』のアナソフィア・ロブといったドラマスターがキャストに名を連ねている。そして、Peacockにて全8話のうち最初の3話が5日にまとめて配信された『Fight Night: The Million Dollar Heist（原題）』は、3億4600万分をマークしてオリジナルドラマ部門の10位に滑り込んだ。1970年のモハメド・アリの復帰戦で起きた大規模な強奪事件を描いており、『アイアンマン』シリーズのドン・チードル、『アベンジャーズ』シリーズのサミュエル・L・ジャクソン、『Empire 成功の代償』のタラジ・P・ヘンソンなどが出演する。

毎回トップ10のうちおよそ半分が入れ替わる映画部門では、『ビートルジュース ビートルジュース』が9月6日から全米公開となったのに合わせて、1988年に作られた前作『ビートルジュース』が6位につけた。そのほかにも、2003年のザ・ロック主演作『ランダウン　ロッキング・ザ・アマゾン』や2015年のキャメロン・クロウ監督作『アロハ』、2020年の『ソニック・ザ・ムービー』と、やや懐かしい作品がトップ10圏内に入っている。

（海外ドラマNAVI）