『イエローストーン』現代版スピンオフの主演はマーベルスター!『SUITS/スーツ』『LOST』キャストも出演

現代を舞台にした大ヒット西部劇ドラマ『イエローストーン』の新スピンオフ『The Madison(原題)』の、主演をはじめとしたキャストが続々と決まっている。米Deadlineなど複数のメディアが報じた。

主役は3度アカデミー賞ノミネートの人気女優

ケヴィン・コスナーが主演し、5シーズンにわたって人気を博してきた『イエローストーン』。その新たなスピンオフとなるのは、かつては『2024』と呼ばれていた作品で、ニューヨークからモンタナ州にあるマディソン・リバー・バレーへ移ってくる家族が中心となるようだ。配信先のParamount+によれば、「人と人の繋がりを、心揺さぶる形で描く」という。

その主役として正式に発表されたのは、近年マーベル映画『アントマン』シリーズにジャネット・ヴァン・ダイン役で出演するミシェル・ファイファー。『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』などで3度アカデミー賞候補となっており、ドラマとしては2022年に米Showtimeで放送された政治ドラマ『ファーストレディ』でメインキャストの一人を演じた。本作出演について何ヵ月も前から話し合いをしていたというミシェルは、主演に加えて製作総指揮も務める。

Paramountの共同CEOであるクリス・マッカーシーは、「ミシェル・ファイファーは演じるすべての役柄に感情的な深みと信頼性、気品をもたらすことのできる才能の持ち主です。そんな彼女は、テイラー・シェリダンが生み出す『イエローストーン』ユニバースにおける最新の章、『The Madison』にとってぴったりのアンカーです」と述べている。

ミシェルのほかには、『SUITS/スーツ』のマイク・ロス役で人気を博したパトリック・J・アダムス、『ワイルド・スピード』シリーズや『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』で活躍するカート・ラッセルも出演交渉中と報じられていたが、そのうちパトリックの出演が正式に決まった。さらにパトリックと合わせて、『グッド・ドクター 名医の条件』でジェシカ・プレストンを演じたボー・ガレット、トム・ハンクス主演映画『オットーという男』のエル・チャップマン、『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』のアマイア・ミラーが参加することも明らかに。

The Madison

The Madison

エルとボーはミシェル演じる母親(名前は不明)の娘たち、ペイジ・マッキントッシュとアビゲイル・リースに扮する。ペイジは自己中心的なところがあり、両親によって与えられたニューヨークでの快適な暮らしを満喫していたというキャラクター。アビゲイルはニューヨーカーらしい皮肉屋で、二人の子どもを抱えているが、最近離婚したばかりだ。二人の娘のうち、上の娘ブリジットをアマイアが演じる。そしてパトリックの役柄はペイジの夫であるラッセル・マッキントッシュ。投資銀行員で、実直に人生を歩んできたタイプの人物だという。

続いて第3弾のキャストとして発表されたのは、大ヒットドラマ『LOST』のジャック・シェパード役で知られるマシュー・フォックス。アウトドア好きで自分で何でもできる独身男のポールを演じる。このキャラクターがミシェルら演じる家族とどのように絡んでいくのか、気になるところだ。マシューは今月中旬、米HBOの新作ドラマに主演することが報じられていたため、本作での出番は限られるのかもしれない。

この企画が『2024』と呼ばれていた当時はマシュー・マコノヒー(『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』)が主演すると噂されていたが、もうマシューの出演はないものと見られている。また、本家『イエローストーン』に出演していたケイシー・ダットン役のルーク・グライムス、ベス・ダットン役のケリー・ライリー、リップ・ウィーラー役のコール・ハウザーも出演すると報じられていたが、彼らの参加も今のところ定かではない。

『The Madison』の撮影は、8月下旬にモンタナ州とニューヨーク州、テキサス州で始まる予定。Paramount+での配信開始は2025年と見られている。

『イエローストーン』シーズン1~4、スピンオフの『1883』『1923』U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline①米Variery米TV LineDeadline②