アメリカ版『THE KILLING 〜闇に眠る美少女』がシーズン4で打ち切られた理由

デンマーク発の大ヒットミステリー・ドラマ『THE KILLING』。そのアメリカ・リメイク版として2011年に米AMCでスタートした『THE KILLING 〜闇に眠る美少女』(別タイトル:『キリング/26日間』)。ミレイユ・イーノスとジョエル・キナマンがメインキャストを務めた本シリーズは紆余曲折を経て4シーズンで終わりを迎えた。いったい何があったのか。

 

アメリカ版『THE KILLING』がシーズン4で終了した理由

実は、アメリカ版は4シーズンの間で2度打ち切りの危機があった。1度目はシーズン2終了後。AMCはシーズン3を製作しない意向を表明し、製作元の米Fox Television Studiosはすぐに新しい放送先を検討することを明らかにした。1話完結型が多い米ドラマとのテンポ感の違いによるものか、シーズン1からシーズン2にかけて大幅に視聴率がダウンしたものの、エミー賞にノミネートされるなど評価は高く存続が望まれた。打ち切り発表から約半年後、AMCはNetflixとの提携が実現したことでシーズン3の製作を決定。前回の事件から1年後を舞台に新たな物語が展開されたが、視聴率が芳しくないことでシーズン3終了後に再び打ち切りが決定。その後Netflixが単独でシーズン4を製作し、最終的な幕を下ろした。

Netflixでの製作により、ショーランナーでクリエイターのヴィーナ・スード(『コールドケース』)は自身の言葉で番組を締めくくる機会を得た。米The Weekのインタビューでは、スードはAMCとの波瀾万丈な関係を経て得た3度目のチャンスが、“ウイニングラン”のように感じられたと語った。

キャスト&クルーの近況

4シーズンを奮闘したキャストとスタッフは、『THE KILLING』終了後は他のプロジェクトに移った。スードは2018年の映画『冷たい嘘』で監督・脚本を務め、Netflixのクライムシリーズ『運命の7秒』では企画・製作総指揮として作品を牽引した。

『THE KILLING』主演のミレイユ・イーノスは2014年の映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』や、Amazonプライム・ビデオの『グッド・オーメンズ』など、TV・映画で活躍。『冷たい嘘』では再びスードとタッグを組んで主演を務めた。『ハンナ 〜殺人兵器になった少女〜』では、ジョエルと再共演を果たしている。また、ジョエルが主演するApple TV+の歴史改変ドラマ『フォー・オール・マンカインド』のシーズン5にミレイユが登場することも報じられたばかりだ。

『THE KILLING』の続編に関する正式な発表はないが、もしNetflixからシーズン5の打診があれば「もちろん、興味はある」と、スードはThe Weekのインタビューで前のめりに答えた。『THE KILLING ~闇に眠る美少女』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。

321作品(2024年8月9日現在)の更新&打ち切り状況はこちらより。(海外ドラマNAVI)

 

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Photo:『THE KILLING ~闇に眠る美少女』(c) 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.