【配信ランキング】海外ドラマ・映画 | 30年ぶり待望の続編!エディ・マーフィ主演あのアクション映画がトップに

全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。

「オリジナル」「非オリジナル(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングにおいて、該当する週でトップ10入りを果たした作品の中から、編集部がピックアップした注目作をご紹介。

配信ランキング(ニールセン調べ)

2024年7月1日(月)から7月7日(日)までの順位は以下の通り。

ドラマ(オリジナル)

  1. 『一流シェフのファミリーレストラン』(Hulu/計28話)...12億600万分
  2. 『ザ・ボーイズ』(Prime Video/計30話)...11億2500万分
  3. 『Supacell/ スーパセル』(Netflix/計6話)...8億600万分
  4. 『史上最悪のルームメイト』(Netflix/計9話)...6億9100万分
  5. 『ラブ・アイランド』(Hulu/Netflix/Peacock/計197話)...6億7300万分
  6. 『ブリジャートン家』(Netflix/計24話)...6億2800万分
  7. 『モグラはダレだ!』(Netflix/計18話)...4億3900万分
  8. 『マンハッタンの不動産王』(Netflix/計8話)...3億8600万分
  9. 『イーヴィル:超常現象捜査ファイル』(Netflix/Paramount+/計43話)...3億6200万分
  10. 『1000人の子供を持つ男』(Netflix/計3話)...3億3200万分

ドラマ(非オリジナル)

  1. 『SUITS/スーツ』(Netflix/Peacock/計137話)...14億9600万分
  2. 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』(Max/計14話)...12億9600万分
  3. 『Your Honor / 追い詰められた判事』(Netflix/Paramount+/計20話)...12億2800万分
  4. 『デクスター ~警察官は殺人鬼』(Netflix/Paramount+/計96話)...12億200万分
  5. 『ブルーイ』(Disney+/計154話)...10億9100万分
  6. 『グレイズ・アナトミー』(Hulu/Netflix/計431話)...10億1800万分
  7. 『ファミリー・ガイ』(Hulu/計433話)...8億6200万分
  8. 『ボブズ・バーガーズ』(Hulu/計268話)...8億3700万分
  9. 『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/Paramount+/計468話)...8億1400万分
  10. 『クリミナル・マインド FBI行動分析課』(Hulu/Paramount+/計345話)...7億9900万分

映画

  1. 『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』(Netflix)...20億500万分
  2. 『ファミリー・アフェア』(Netflix)...10億500万分
  3. 『パウ・パトロール ザ・ムービー』(Netflix/Paramount+)...5億2200万分
  4. 『ウォークラフト』(Netflix)...5億1000万分
  5. 『ゴジラxコング 新たなる帝国』(Max)...4億8500万分
  6. 『インサイド・ヘッド』(Disney+)...3億4000万分
  7. 『インデペンデンス・デイ』(Hulu)...2億9400万分
  8. 『ミニオンズ』(Netflix)...2億7600万分
  9. 『トリガー・ウォーニング』(Netflix)...2億2800万分
  10. 『モアナと伝説の海』(Disney+)...2億1100万分

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

【海外ドラマ(オリジナル)】『Supacell/ スーパセル』前週からランクアップ

オリジナル部門では『一流シェフのファミリーレストラン』が前週に引き続き1位をキープ。エミー賞やゴールデングローブ賞で高い評価を受ける人気作品で、本国アメリカでは6月26日(水)からシーズン3が解禁となった(※日本では7月17日からDisney+で独占配信)ことで、この週も多くの視聴者を獲得したようだ。

主人公のカーミーを演じるのは、『シェイムレス 俺たちに恥はない』リップ・ギャラガー役でお馴染みのジェレミー・アレン・ホワイト。およそ11年にわたって同役を演じてきたジェレミーは、「『シェイムレス』が大好き。作品に参加したみんなのことも。その経験は素晴らしいものだった」としつつも、「ただこの作品をやるためだけに僕はここにいるんだって感じるようになった時期があった」とも語っていた。そんな彼にとって、『一流シェフのファミリーレストラン』への出演は大きな転換点であり、『シェイムレス』と並ぶ代表作ともいえるだろう。

3位はイギリス発のNetflixオリジナルドラマ『Supacell/ スーパセル』で、前週の6位から3つ順位を上げている。本作は、“スーパーヒーロー”というテーマを通じて、現代のブラック・ブリティッシュの経験や文化的多様性を深く掘り下げたSF作品。主演は『ドクター・フー』のライアン・シンクレア役で知られるトシン・コールが務める。

物語の中心となるのは、思いがけずスーパーパワーを身につけた5人。配達員、ギャングのリーダー、看護師、経済的に苦しい父親、コックニーの麻薬密売人として、それぞれの生活を送っていた彼らの共通点は、全員が南ロンドンに暮らす平凡な黒人ということだけ。その中のひとり、マイケル・ラサキは、愛する女性を救うために5人の力を集結しようとするが…。

10位にランクインした『1000人の子供を持つ男』は、7月3日(水)よりNetflixで配信開始となった全3話のドキュメンタリー。

子どもを持ちたいと願い、インターネットで見つけた一人の男性から精子提供を受けることを決意した親たち。しかし、同じ男が提供した精子から、何百人、場合によっては何千人もの子どもが誕生していたことが発覚。男から精子提供された親たちのネットワークは世界各地にまで拡大し、彼らは弁護士とともに、このとんでもない男と法廷で争うこちに。

【海外ドラマ(非オリジナル)】新スピンオフ進行中の『SUITS/スーツ』が急上昇

4週にわたって非オリジナル部門のトップに君臨していた『Your Honor / 追い詰められた判事』は3位に後退し、代わりに『SUITS/スーツ』が久々の首位に。『SUITS/スーツ』は、マンハッタンにある大手法律事務所ピアソン・ハードマン法律事務所を舞台に、エリート敏腕弁護士のハーヴィーと天才的頭脳を持ったマイクがバレたらアウトな秘密を共有し、ぶつかり合いながらも、強者たちを相手に次々と難解な訴訟に挑んでいくスタイリッシュなリーガルドラマ。

2011年より9シーズンにわたって放送された『SUITS/スーツ』だが、2023年よりNetflixで配信されたことをきっかけに再ブレイクを果たし、その勢いのまま、米NBCにて新たなスピンオフの制作も決定している。

次ぐ2位は、『ゲーム・オブ・スローンズ』の約200年前を描く前日譚スピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。この週、シーズン2の第4話が解禁されている。

『ゲーム・オブ・スローンズ』と『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』ともにドラマ版の製作総指揮に名を連ねている原作者のジョージ・R・R・マーティンは、原作にないキャラクターを追加する脚色に対して批判的な意見を述べることが多い人物。しかし、この『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン2に関しては、原作にはなかった脚色部分をベタ褒めしたということでも話題になっていた。

また、先日8月4日(日)には米HBOでシーズン2フィナーレが放送されたが、その翌日に同作のクリエイターであるライアン・J・コンダルが会見を開き、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はシーズン4をもって完結させるつもりだと明かしている。

【映画】『ビバリーヒルズ・コップ』待望の続編が断トツ!

この週、映画部門のみならず総合でもトップに輝いたのは『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』。本作は、エディ・マーフィが主演を務める大ヒットアクション映画「ビバリーヒルズ・コップ」シリーズの30年ぶりの続編となる第4作で、Netflixにて7月3日(水)から配信開始となっている。

高級住宅街のビバリーヒルズで数々の難事件を解決してきたデトロイト市警の刑事アクセル・フォーリーは、娘の命が危険にさらされたことから、新たな相棒ボビーと組んで事件を追うことに。時代が変わり、以前のような型破りな捜査ができないことに歯がゆさを感じるアクセルだったが、ビリー・ローズウッドやジョン・タガートといった旧知の仲間たちの協力を得て、持ち前の行動力と正義感を発揮し、事件の真相に迫っていく。

新キャラクターのボビー役をジョセフ・ゴードン=レビットが演じるほか、ビリー役のジャッジ・ラインホルドやタガート役のジョン・アシュトンら過去作でおなじみのメンバーも出演。シリーズ1作目と2作目を手がけたジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーに名を連ねる。

5位には、今年の4月に劇場公開されたばかりの『ゴジラxコング 新たなる帝国』が登場。ハリウッド版「ゴジラ」シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』の世界観をクロスオーバーさせたモンスターバースシリーズの第5作目にあたる新作映画だ。前作『ゴジラvsコング』に引き続きアダム・ウィンガードが監督を務めるほか、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ケイリー・ホトルといったキャスト陣も続投。さらに『ダウントン・アビー』などで知られるダン・スティーブンスが新たに加わる。

舞台は怪獣と人類が共に暮らす世界。未確認生物特務機関であるモナークが異常なシグナルを察知したことで、ゴジラが君臨する地上界とコングが生きる地底界が交錯し、ゴジラとコングがついに激突する。そんな怪獣たちのバトルの先には、人類の想像をはるかに越える未知の脅威が待っていた。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』Andrew Cooper/Netflix © 2024