Netflixスーパーヒーロードラマ『スーパセル』シーズン2へ更新

イギリス発Netflixオリジナルドラマの『Supacell/ スーパセル』がシーズン2に更新されることがわかった。米TV Lineなどが報じている。

 

『スーパセル』シーズン2に期待できること

2024年6月にシーズン1が開始してから、およそ2カ月経っての更新発表。ラッパーで、本作のクリエイターを務めるラップマンは本作のデビュー前にシーズン3まで続けたいと思っていることを明かしている。

「シーズン2の終わり方は決めてあるよ。このストーリーのために色々と計画しているんだ。何年も前から頭の中にあったので、すぐに取り掛かる準備ができているよ」

また、ラップマンによるとシーズン1はあくまでキャラクターたちにとっての序盤にあたるそうで、『バットマン ビギンズ』だと例えている。「シーズン1は、彼らがどうなるかの前日譚なんだ。シーズン2では、本当になにに成り得るのかが見えてくる。第1話の終わりで見たロンドンの未来、あの未来はもう存在しない。彼らが全てを変えたから。ライターズルームで話し合うのが楽しみだよ」

イギリスが生み出した新たな傑作ヒーロードラマ『スーパセル』

『ドクター・フー』のライアン・シンクレア役で知られるトシン・コールが主演を務める本作はスーパーヒーローというジャンルに新しい風を吹かせている。その理由とは? 英Stylistのライターがその魅力を解説している。

元々、私はスーパーヒーローというジャンルが大好きだった。マーベルの新作が楽しみで、公開初日に映画館のチケットを予約していたものだ。きょうだいと映画について議論し、ソーシャルメディアでの会話にも飛び込んでいた。しかしここ数年、スーパーヒーローというジャンルは退屈で予測が簡単になり、大規模なスタジオに支配されている。超大作もヒットせず、最後にスーパーヒーローや超常現象の映画・ドラマをじっくり見たのはいつのことだったのか、思い出せないほどだった。つい最近までは…。

Netflixの『スーパセル』は、このジャンルに新しい風を吹き込みつつ、鎌状赤血球症(ほぼ黒人だけに生じる慢性溶血性貧血)という重要でありながら今まであまり取り上げられていない健康の問題にスポットを当てるシリーズ。このSFシリーズでは、ロンドンで暮らし、さまざまな背景を持つ黒人たちが異なるスーパーパワーを身につける。

彼らは自分の能力を知ると、それらを使って日常生活で直面する困難に立ち向かいながら、自分たちを捕らえコントロールし殺そうとする謎の組織と対峙する。そしてシリーズを通して、彼らの超能力の正体が明らかになっていく。

『スーパセル』の好きなところの一つは、5人のメインキャラクターたちが、それぞれ現実世界の問題を抱えていること。タイムトラベルができ、光の速さで移動し、透明人間になれても、人生が止まることはない。スパンデックスもマスクもケープもないが、それが彼らが現実の人間であるのだと感じさせてくれる。

これはシリーズの重要な要素であり、クリエイターのラップマンは、Netflix’s Tudumで次のように語った。「私はパワーの物語を、人間関係や子どものこと、きょうだいのこと、仕事、さまざまな問題を抱えている普通の人たちと伝えたいのです」

『スーパセル』が好きなもう一つの理由は、黒人を中心とした多様なキャストが出演していることと、ロンドンのブラックブリティッシュの現実を表現し、南ロンドンへの頌歌にもなっているということ。ファンタジーの世界でありながら、現実主義と現実逃避のバランスをとり、停滞しているように見えたこのジャンルの境界を押し広げた。

『スーパセル』は気骨があり、エモーショナルで、ウィットに富み、たのしい。どのキャラクターの物語も豊かで、成熟しており、最も大切なのは視聴者を混乱させないということ。マーベルやDCの映画やTVシリーズは、何が起きているのか理解するために知っておくべきプロットがあまりにも多いが、『スーパセル』はその類ではない。プロットはわかりやすいが、シンプルでも退屈でもなく、第1話から心を掴まれる。全6話を1日で見終えたのは久しぶりだが、このシリーズには徹夜をする価値がある。

Netflixシリーズ『Supacell/ スーパセル』は独占配信中。(海外ドラマNAVI)

オトク情報
ドコモの回線契約者なら誰でもNetflixがおトクに! Netflixの月額料金の税抜価格からdポイント(期間・用途限定)が最大20%還元される「爆アゲ セレクション」をお見逃しなく。
\ドコモユーザー必見/

>> 詳しくはコチラ

>> Netflixで独占配信しているおすすめの韓国ドラマはこちら

Photo:Netflixシリーズ『Supacell/ スーパセル』