映画『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』は、Netflixにて独占配信中。腕は確かだが型破りなデトロイト市警察の“スーパー刑事”アクセル・フォーリーが、ビバリーヒルズで難事件に挑む人気アクションシリーズの約30年ぶりの新作にして、演じるエディ・マーフィが約20年懸けた超自信作!
6種もの脚本を読んで“復活”に踏み切ったエディ・マーフィのこだわりとは?
『ビバリーヒルズ・コップ:AF』
本作では、久々にカムバックしたアクセルの娘の命が危険にさらされ、新たな相棒ボビー(演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と組んで事件を追うことに。ビリー(演:ジャッジ・ラインホルド)やジョン(演:ジョン・アシュトン)らおなじみの仲間の力も借りながら悪の陰謀へと挑んでいく。そんな本作について、マーフィが「この映画を思い描いた通り完成させるために15年から20年ほどはかけた」と約30年ぶりの新作に懸ける熱意を明かし、“復活”を決断する上で6種類もの脚本を読み、“今語るべき物語になる”という確信を得た上で踏み切っていたことも打ち明けた。
『ビバリーヒルズ・コップ』(84)と『ビバリーヒルズ・コップ2』(87)が世界中で特大ヒットを記録し、エディ・マーフィの人気を不動のものにした本シリーズ(7/4現在、Netflixでも配信中)。
これまで主人公のアクセルは、よく回る口と無謀な行動力を駆使して幾度もの難事件を解決してきたが、やりたい放題の“スーパー刑事”ぶりは最新作でも健在。前シリーズから変わったことといえば、アクセルに家族が居ること。有能な弁護士である娘のジェーンが登場するが、アクセルとは長いこと離れて暮らしていて親子関係は良好とはいえない。しかし、アクセルはジェーンの命が危機にさらされたとき、娘のそばから離れず、必死に守ろうと親としての顔も見せていく。
そんな本作について、マーフィは「アクセルには仕事しかなく、人間関係も最悪。彼がビバリーヒルズに戻ってきたのは、表面的には警官として悪党を捕まえるためだけど、本当の理由は娘と和解するためなんだ。その要素を加えたら、映画ができたんだよ!」と語り、アクセルの“親としての苦悩”を描くことが、今続編を紡ぐ理由だと打ち明けた。
“今までと同じアクセル”だけでなく、彼のその先の物語を描くことにこだわったマーフィ。制作を振り返り、「脚本も6種類は読んだと思う。最終的に、シリーズ1・2作目のプロデューサーを務めたジェリー・ブラッカイマーが加わって形になったんだ。『トップガン マーヴェリック』も手掛けたジェリーは、『ビバリーヒルズ・コップ』についてもよく分かっていた。彼は全てをまとめる構想があったんだよ!」と、シリーズを世界的ヒット作に導いた敏腕プロデューサーの存在が、今回も大いに助けになったことを打ち明けた。
一方、マーフィが絶大な信頼を寄せるジェリーは、「物語自体がしっかりしていてこそ、アドリブの演技がしやすいのだと思う」と説明。まったく同じシーンにするのは不可能だと言われるほどのマーフィの天才的なアドリブ力を引き出すべく、あらゆる部分で尽力したことがわかる。マーフィが、「本作がすごく良い作品になったので、特にシリーズを観て育った人ならきっと大好きになってくれるよ!」と自信をのぞかせているように、マーフィとシリーズ1・2作目のプロデューサーが再びタッグを組んだ最新作にぜひ注目してほしい。
本作では、これまでアクセルの相棒を務めてきたウィリアム・“ビリー”・ローズウッド役のジャッジ・ラインホルド、1・2作でジョン・タガート役を演じたジョン・アシュトンとアクセルの同僚ジェフリー役を演じたポール・ライザー、1・3作に登場した“サージ”ことセルジュ役のプロンソン・ピンチョットといった、おなじみの面々もマーフィの元へ駆けつける。脚本は『L.A. ギャング ストーリー』(13)、『アクアマン』(18)のウィル・ビール。悪をぶっ潰し、令和の時代に“喝”を入れるスーパー刑事アクセル・フォーリーのアクセルは全開だ!
(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflix映画『ビバリーヒルズ・コップ: アクセル・フォーリー』独占配信中