『X-ファイル』は30年後を予見していた?モルダー役デヴィッド・ドゥカヴニーが語る

1990年代に社会現象を巻き起こした大ヒットSFドラマ『X-ファイル』は、それから30年後の現在を予見した内容だったと、FBI捜査官フォックス・モルダー役のデヴィッド・ドゥカヴニーが振り返っている。

モルダーの世間に対する見方はもはや過激ではない!?

X-ファイル

米FOXにて1993年に始まった『X-ファイル』で主人公コンビの一人で、自他ともに認めるオカルト信者かつ陰謀論者であるモルダーを演じたデヴィッドは、クリエイターのクリス・カーターが先見の明を持っていたと感じるようだ。

「世の中には多くの陰謀が潜んでいるというモルダーの見方は、1990年代当時は主流でなく過激な方だった」と英Times紙に話したデヴィッド。「だが、今となっては彼の考えはそんなに過激でもないように思える。クリス・カーターがおよそ30年前に予見していたような世界になっているんじゃないかな」

デヴィッド自身はモルダーと違って陰謀論をいい加減なものだと感じる一方、証拠に基づいて物事を捉えるタイプでもないという。「僕はアーティスト。連想に基づくタイプで、詩を科学として、科学を詩として見ている」

X-ファイル

1993年から2002年にかけて9シーズンにわたって放送されただけでなく、2本の映画、さらには2016年と2018年にリバイバルドラマも制作された『X-ファイル』シリーズ。デヴィッド演じるモルダーとジリアン・アンダーソン演じるダナ・スカリーのコンビが様々な超常現象に挑み、世界中で熱狂的なファンを獲得した。

デヴィッドはそんな人気作品からシーズン8途中で一旦離れた理由について「家族を持ちたかったのと、ほかにもいろいろなことを試したかっただけ。あのドラマに出るだけの日々を送っていたから」と回想。ロングランヒットを記録する作品に出演し続けることは、それだけ人生を費やすことになるが、デヴィッドも私生活を犠牲にしていると感じていたようだ。

とはいえ、「番組そのものや一緒に仕事をした仲間に対する恨みはないよ」とも発言。「この作品を誇りに思っている。文化的に細分化された現代では、こういう作品を作ることはかなり難しい。雷が落ちたような衝撃を受ける要素がたくさんある番組に出られたことは、ある種の奇跡だと思わずにはいられない」と述べている。

『X-ファイル』といえば、『ブラックパンサー』シリーズの監督として知られるライアン・クーグラーが多様なキャストを起用して新たな『X-ファイル』を作る予定であると、本家クリエイターのカーターが昨年明かしている。様々な陰謀論が飛び交う現代で、新たな『X-ファイル』はどのような世界を見せてくれるのだろうか。

『X-ファイル』全11シーズンと2本の映画版はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline


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Photo:『X-ファイル』© 1993 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.