米FOXにて1997年より5シーズンにわたって放送された人気リーガル・コメディドラマ『アリー・myラブ』で主人公のアリー・マクビールが勤める弁護士事務所のおしゃべりな秘書エレイン・ヴァッセルを演じたジェーン・クラコウスキーが、同作に出演したせいでニューヨークのアパートを追い出されたと明かしている。
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『アリー・myラブ』20周年記念!スタッフやキャストが裏話を語る
1997年に放送がスタートし、世界中で"アリー現象"を引き起こしたラブコメディ『アリー・myラブ』(以下『アリー』)。エリート弁護士なのに、恋愛と結婚に悩むアリー(キャリスタ・フロックハート) を中心に、ウィットに富んだ会話とセンスの良い音楽を交えつつ、等身大の現代女性の内面をリアルに、そしてコミカルに描きあげ、世の女…
ドラマがヒットしたことで大家から連絡が…
人気コメディドラマ『モダン・ファミリー』のミッチェル・プリチェット役で知られるジェシー・タイラー・ファーガソンがホストを務めるポッドキャスト番組『Dinner’s On Me(原題)』にジェーンが出演し、『アリー・myラブ』時代のことを語った。
もともとニューヨークで暮らしていたジェーンは、この番組に出演するためにロサンゼルスへ引っ越したのだとか。「ニューヨークのアッパー・ウエスト・サイドに家賃規制のあるアパートを持っていた。番組が続かないかもしれないと思ったから、最初の丸1年はアパートをキープしようとしたの」と当時を振り返った。
家賃規制とは、各自治体が賃貸物件の借主保護を目的として、賃料の上昇率に上限を設けるシステムのこと。家賃の値上がりを心配することなくアパートをキープできるとなれば、一種の保険として、番組の成功を確信できるまで手放さないでいたのは賢い選択だと言えるだろう。
ところが、ジェーンが思ったように事は運ばなかったようだ。「でも、『アリー・myラブ』がどんどん知られるようになったことで、大家の弁護士から“あなたがここに住んでいないことは分かっています”という内容の手紙を受け取ったの」と経緯を説明。その言葉にジェシーが、「今、TVであなたを見ているからですよ!」と大家の立場で冗談を言っていたが、ロサンゼルスでドラマシリーズの撮影をしているのに、ニューヨークのアパートに住んでいると主張するのは、さすがに無理がありそうだ。家賃を払っていれば1年ぐらいは住まなくても問題なさそうな気もするが、何らかの契約違反に当たったのかもしれない。
そのほかにジェーンは、『アリー・myラブ』のパイロット版を観た、最初の上映会を鮮明に覚えているとも回想している。今でもハッキリと覚えている理由は、どんな作品を自分たちが作っているのか、それを観るまで実情が掴めていなかったからだという。その当時のリーガルドラマといえば、堅苦しくてシリアスなトーンがお決まりだったが、『アリー・myラブ』は法廷シーンと同じぐらい、事務所のゴシップやキャラクターの私生活にも焦点が当てられ、ほかの作品とは一線を画していたからだ。
ジェーンはパイロット版の試写で内心少し震えていたと明かし、「すごく変わった作品で、本当に人生を変えるかもしれないと分かっていたからだと思うわ」と言葉を締めくくっていた。
なお2022年には、米ABCで若い黒人女性を主人公にした『アリー・myラブ』の続編ドラマ企画が進んでいると報じられたが、こちらの進捗状況は不明だ。
『アリー・myラブ』全5シーズンはDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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