『チャームド』シャナン・ドハティ、亡くなる前に収録した新プロジェクト5話分は放送へ

長い間、がんと戦い続けたものの、53歳で早すぎる死を迎えた『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』や『チャームド~魔女3姉妹』で知られるシャナン・ドハティ。7月8日に公開されたポッドキャスト番組で、新たなプロジェクトを進めていることを明かし、とても楽しみにしていると語っていたばかりだった。

 

『チャームド~魔女3姉妹』を見返す番組への参加

シャナン自身が司会を務めるポッドキャスト番組「Let’s Be Clear(原題)」で報告したのは、『チャームド~魔女3姉妹』を見返し、当時を振り返るポッドキャスト番組「The House of Halliwell(原題)」への参加だ。

ハリウェル家の名にちなんだ本シリーズは、パイパー役のホリー・マリー・コムズ、レオ役のブライアン・クラウズ、クリス役のドリュー・ファラー、そしてプルー役のシャナンが司会を務める。

IMDbによると、「The House of Halliwell(原題)」は2022年に公開後、去年10月に一旦中断。シャナンが加わったあとのエピソードは、最初のポッドキャスト番組のリブート版にあたる。

ホリーと共に、本番組への出演を明かしたシャノン。実は2022年に一度出演を断っていたそう。「2023年に休止した理由はシャナンにあるの。1年半前に頼んだあと、ようやく出演を決めてくれてうれしい」とコメントすると、「いつも原因は私ね(笑)」とジョークで返答。「シャナンには多くの説得が必要なの」とからかいながらホリーが続けた。

司会を務めるポッドキャスト番組を持つまでになったシャナンだが、2022年に依頼を受けたときにはポッドキャストが何なのか知らなかったそうだ。「全く知らなかった。基本的にはテレビ番組のようなものだと思っていたの。なぜ事前契約がなくて、報酬もないのかが理解できなかったの」と、当時は自分たちでの製作だったことが引っ掛かり、断っていたことを告白。しかしその後、無事にプロデューサーが付き、報酬が支払われることになったそうだ。そして、シャナンも加わった「The House of Halliwell(原題)」は7月8日に第1話が公開されたばかりだった。

シャナンの死にちなんだエピソード名に

シャナンの死を受け、本番組のInstagramアカウントが声明を投稿。死去する前に収録された5話分のエピソードはシャナンの願い通り放送される。

「この番組、このキャラクター、このポッドキャストは、シャナンにとって非常に重要なものでした。彼女はドラマファンと共有するのが待ちきれませんでした。私たちは彼女の思い出を尊重し、亡くなる前に収録した最初の5エピソードを放送することでシャナンの願いを叶えたいと思います」

「シャナンははこのプロジェクトに情熱を持っており、プルー・ハリウェルを演じたことを誇りに思っていました。これらのエピソードが、彼女を愛したすべての人に少しでも慰めを与えられることを願っています。プルー、あなたの記憶は残り、あなたの魔法は生き続けます」

7月15日に公開されたエピソード「Shannen’s Magic Lives On.(シャナンの魔法は生き続ける)」では、番組の冒頭で彼女の死について触れている。

「昨日の午後、シャナン・ドハティの訃報を知り、重い心で皆さんにお伝えします」と、ブライアンは語りはじめ、その訃報に全員がショックを受け、悲しみに暮れていると述べた。「あまりに若く、あまりに才能があり、あまりに愛情深く、あまりに感謝に満ち、あまりに早く。彼女がこの新しいハウス・オブ・ハリウェルの一環として私たちと一緒にいたことを非常に光栄に思います」

彼はさらに、シャナンが「この番組を成功させ、皆さんに『チャームド』の制作過程や楽しさ、裏話についてもっと知ってもらうために非常にやる気と決意を持っていた」と付け加えた。

シャナンの最後の出演となったプロジェクト「The House of Halliwell(原題)」はこちらより。(海外ドラマNAVI)

参考元:Variety

 

Photo:『チャームド~魔女3姉妹』©2014 CBS Broadcasting Inc