『ビバヒル』『チャームド』シャナン・ドハティの死に共演者たちが反応

大ヒット青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(以下『ビバヒル』)のブレンダ・ウォルシュ役や『チャームド~魔女3姉妹』のプルー・ハリウェル役で知られるシャナン・ドハティ。7月13日(土)、およそ10年におよぶガンとの闘いの末に53歳でこの世を去った彼女に対し、かつての共演者や友人が追悼のメッセージを送っている。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが報じた。

同じ病気で支え合った人もコメント

『ビバヒル』でブレンダの双子の兄ブランドン・ウォルシュを演じたジェイソン・プリーストリーは、Instagramに彼女とのツーショット画像を投稿。「友人のシャナンが亡くなったと知ってショックだし悲しい。生き生きとした人だった彼女のことが恋しくなるだろう」

ブレンダとブランドンの母親シンディ・ウォルシュを演じたキャロル・ポッターは、Instagramに夕日の画像をアップし、「シャナン・ドハティの訃報を聞いてショックを受けたし悲しい。彼女の旅路はなんてものだったのかしら! あまりにも早すぎた…。彼女はいつだって自分に正直で、自分の死を前にしてどうやって勇敢に忍耐強くあるかを示してくれた。どうか安らかに」と綴った。

ケリー・テイラーを演じたジェニー・ガースはInstagramにシャナンとのツーショット画像を掲載。「私が知る最も強い人間の一人だった旧友のシャナンを失ったことを受け入れようとしているところよ。私たちの関係はリアルで正直なものだった。私たちは衝突することも多かったけど、根幹のところでは尊敬し合っていたし、大好きだった。シャナンは勇敢で情熱的で決断力があって優しかった。彼女のことを誇りに思うわ」

ドナ・マーティンを演じたトーリ・スペリングは訃報が報じられた直後、「今はまだ言葉が出ない」としてInstagramのストーリーにアップしたシャナンとのツーショットにたくさんのハートマークを添えた。

トーリ・スペリング

トーリはその後Instagramを更新し、親友シャナンとの思い出を語った。15歳で初めて出会った時、トーリ自身は製作総指揮者の娘ながらも発言権がない中、すでにスターだったシャナンは発言権があったため、自分を庇護し、いつも支えてくれたと感謝。「彼女は、私にも発言する権利があり、その価値もあるのだと信じさせてくれた。私が自分を信じられない時でも彼女は信じてくれたの」と述べている。

そしてデビッド・シルバーを演じたブライアン・オースティン・グリーン、アンドレア・ザッカーマンを演じたガブリエル・カーテリスもSNSで反応。ブライアンが「シャナン、僕のシスター…君は僕のあらゆる面を愛してくれた。君に愛を教わった。今考えている以上に君のことが恋しくなるだろう。僕に与えてくれたものに感謝している」とお礼を言うと、ガブリエルは2019年に急死したディラン・マッケイ役のルーク・ペリーに絡めて「あまりにも若かった…すごく悲しいわ。どうか安らかに眠ってシャナン。ルークが両手を広げてあなたのことを待ってくれているから」と述べている。

ブライアン・オースティン・グリーン

さらに番組公式Instagramがシャナンの死を受けて、ブレンダとディランの会話シーンを投稿した。

『チャームド』でプルーの妹フィービー・ハリウェルを演じ、共演中にシャナンと揉めていたことで知られるアリッサ・ミラノも口を開いている。「私とシャナンが複雑な関係にあったことは秘密ではないわ。でも、根本では彼女のことを尊敬していた。才能あふれた女優だったし、多くの人に愛された。彼女のいない世界はこれまでと同じではないわ」

シャナンを「31年に及ぶ私のベターハーフ(魂の半身)」と呼んだのは、プルーのもう一人の妹パイパー・ハリウェルを演じたホリー・マリー・コムズ。長年友人関係にあったシャナンとの写真をいくつもInstagramに掲載し、「胸にぽっかりと穴が開いてしまって、とても息ができそうにない」と深い喪失感を味わいつつ、彼女から家族の意味をはじめ多くのことを教わったと感謝している。

プルー役のシャナンがシーズン3をもって降板した後で、彼女たちの異母妹ペイジ・マシューズ役として出演したローズ・マッゴーワンは、それ以前から交流があったシャナンと一緒に写った姿をInstagramにアップし、友人へのメッセージを送った。「シャナンは獅子の心を持っていた。彼女が作品に対して寄せる情熱はたびたび誤解されてトラブルと結びつけられた。情熱的な人だった。1990年代に出会った彼女をもっと知ることができたのは素晴らしい贈り物。この女性は生きるために闘った。私たちの人生は奇妙な形で交わり、憎しみ合うように仕向けられたけど、私たちは代わりに愛し、尊敬し合うことを選んだ。天使たちと神様に連れられた聖なる王国で、彼女は永遠に健康で若くてワイルドでいられる。勇敢な戦士、もう休んでちょうだい。あなたのことは決して忘れないわ」

プルーたちを守る白の守護者レオ・ワイアットを演じたブライアン・クラウズは、シャナンに向けて次のような言葉を送っている。「君は強さとは何かを示してくれた。恐れずに、意味ある人生を送ることも教えてくれた。自分の価値を知り、自分の意思を曲げないことの大事さも。永遠に愛してるよ!」

『チャームド』のホリーのようにシャナンとの30年来の友人関係を振り返ったのは、『バフィー~恋する十字架~』のバフィー・アン・サマーズ役で知られるサラ・ミシェル・ゲラー。「シャナンを称えるために、動物好きだった彼女に倣って、どんな形でもいいから動物の慈善活動を支援してほしい」とファンに呼びかけた。

また、2023年に乳ガンと診断されて以来、シャナンと支え合ってきたというオリヴィア・マン(『ニュースルーム』)も、友人の死を悼んでいる。子どもの頃に『ビバヒル』のファンだった彼女とは同じ病と闘う者同士として堅い絆を築き、「数ヵ月前にもらった最後の連絡でも、彼女は私の容体を機にしてくれて、何かできることがあるかと言ってくれた。自分が恐ろしい病のファイナルステージにあってもサポートを申し出てくれたの。ガンはとても怖い病気だけど、シャナンは威厳と強さ、そして気品をもってそれに立ち向かった」と亡き友を称えた。

そのほかにも、『チャームド』でプルーたちの母親パティを演じたフィノラ・ヒューズ、プルーの元恋人アンディ・トゥルードーを演じたT・W・キングや刑事のダリル・モリスを演じたドリアン・グレゴリー、1982年のアニメ映画『ニムの秘密』で一緒に仕事をしたドン・ブルース監督、1995年の映画『モール・ラッツ』でシャナンと組んだケヴィン・スミス監督、2021年の映画『ドント・サレンダー 進撃の要塞』で共演したエリック・ウェストらが追悼している。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly①Entertainment Weekly②米Deadline①Deadline②Entertainment Weekly③Entertainment Weekly④英Digital Spy