早すぎる死を遂げた『ビバヒル』シャナン・ドハティ、生前母親になることを切望していた

7月13日に長い闘病生活の末に亡くなった『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(以下『ビバヒル』)のシャナン・ドハティ。2019年のがん再発まで、子どもを持つために努力を続けていたことを明かしていた。

 

何度も体外受精を受けていた

2015年に乳ガンと診断された後、手術や抗ガン剤・放射線治療を続けて一時は小康状態となったものの2019年に再発し、ステージ4であることを公表。2023年1月、脳にガンが転移していることが分かり、放射線治療を受けていた。

先週、最新エピソードが公開されていたシャナンが司会を務めるポッドキャスト番組「Let's Be Clear with Shannen Doherty(原題)」。その中で2019年にがんの再発がわかるまで「必死に」妊娠しようとしていたことをオンコロジスト(腫瘍・がんにかかわる診断・治療・臨床研究などを行う医療従事者)と共に語った。

2011年にカート・イスワリエンコと結婚した際、シャナンは40歳。歳を重ねていたと振り返るシャナンは、子どもを持つためにはIVF(体外受精)が必要だったそう。

「私は自分のためだけでなく、夫のためにも子どもが欲しかったの。この結婚のためにも、夫がその部分を満たされることを望んでいた」と、母親になりたいという願望ががん治療の決定にどのように影響したかを語った。

夫と自身のために何度もIVF(体外受精)を続けたが、乳房切除を含む健康上の問題により中止せざるを得ない状況になった。

そんな大変な時期を共に乗り越えてきた二人だったが、2023年はじめに11年間の夫婦生活を終わらせることを決断。その年の11月、再び恋愛をすることに対し心を開き始めていたと米Peopleに明かしていたシャナン。

「どんな関係かはまだわからない。男の親友がいて、私たちは冗談で結婚しているって言っているの。彼の二人の子どもと私の関係は大きな進展を遂げて、お互いに愛し合い、一緒に時間を過ごしている。そして、私は彼らのことを自分の子どものように見ているわ。この関係がそうなのか、それとも誰かに出会って瞬時に繋がりを感じることなのかわからない。でも、今は前向きになっていて、以前はそうではなかった。これはとても最近のことなの。ここ3週間の間に起きたことなの」と、新たな出会いがあり、順調に関係を育んでいることを告白。

子どもを持つことについては、いつも迷っていると話したシャナンは、「母親になることを何よりも望んでいると思う」と付け加え、「ずっと望んできたし、もし親友やパートナーと一緒に子どもを持てるなら、どれだけの間でも構わない…。親がいない子どもたちを見て、養子にしたりすることが、全くないよりはましだと思う。もしかしたらね。わからないけど」

当時、健康を改善するための臨床試験を待っている状況でもあることを述べ、「私は時間を稼いでいる間だけど、兄弟の子どもや親友の子どもたちがいるわ。彼らは皆成長しちゃっているけど、それでも構わない」と、臨床試験を受けてまでも子どもを迎えたいと思っていることを話していた。

親友のサラ・ミシェル・ゲラー(『バフィー~恋する十字架~』)の子どもと時間を過ごすことも多かったそうで、特にコロナ禍で外出できなかった時期には助けられていたことをサラが語っていた。

(海外ドラマNAVI)

参考元:People

 

Photo:Xアカウント@peopleより