マイアミ警察に務めるシリアルキラーの主人公、デクスター・モーガンがほかの凶悪犯罪者たちと対決する姿を描き、米Showtimeにて2006年から2013年にかけて8シーズンにわたって放送された犯罪ドラマ『デクスター ~警察官は殺人鬼』。その前日譚ドラマ『Dexter: Original Sin(原題)』のキャストとして、新たに9人のキャストが参加することが分かった。米Deadlineが伝えている。
デクスターの実の母親、養母役も
エミー賞作品賞をはじめ数々の賞を受賞した本家に続いて、2021年には続編ドラマ『デクスター:ニュー・ブラッド』も製作された人気シリーズ。
全10話から成る『Dexter: Original Sin』の舞台は、本家開始から15年さかのぼった1991年のマイアミ。子どもの頃から人を殺したいという強い欲望を抱いていたデクスターが、学生から復讐に燃えるシリアルキラーへと変化を遂げてゆく姿を描く。「血に飢えた欲望をこれ以上無視できなくなったデクスターは、自身の内なる闇と向き合わなければならなくなる。警官である養父ハリーの導きによって、彼は法執行機関の目に触れることなく、社会から排除されるべき人々を見つけて殺害できるよう、養父からの掟に従って行動するように。これはマイアミ警察署でインターンシップを始めたばかりの若いデクスターにとっては特に大変なことだった…」というストーリーになるようだ。
本家に出てきたキャラクターの若き頃も次々に決まってゆく中で、今回新たに9人の新キャストが明らかに。いずれもゲストとしての登場となる。
犯罪に巻き込まれて幼いデクスターの目の前で惨殺される実の母親ローラ・モーザー役にブリタニー・アレン(『ザ・ボーイズ』)、孤児になったデクスターをのちに引き取る養母ドリス・モーガン役にジャスパー・ルイス(『V/H/S: Syndrome(原題)』)が起用された。
そのほかには、ジョー・パントリアーノ(『バッドボーイズ』シリーズ)がマッド・ドッグ役、ランディ・ゴンザレス(『ブラッドライン』)がサントス・ヒメネス役、アーロン・ジェニングス(『ピュア・ジーニアス ハイテク医療の革命児』)がクラーク・サンダース役、ラクエル・ジャスティス(『アンディ・マック』)がソフィア役、カルロ・メンデス(『9-1-1:LA救命最前線』)がヘクター・エストラーダ役、アイザック・ゴンザレス・ロッシ(『ウエストワールド』)がジオ役、ロベルト・サンチェス(『パーム・ロワイヤル』)がトニー・フェラー役に決まっている。
‘Dexter: Original Sin’ Sets 9 To Recur Including Joe Pantoliano, Brittany Allen, Carlo Mendez And Jasper Lewis – Meet Dexter’s Two Moms https://t.co/QflCClHEpX pic.twitter.com/qLooKYwOve
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) July 11, 2024
本家では、ローラ・モーザー役をキャサリン・カークパトリック(『グレイズ・アナトミー』)が、ドリス・モーガン役をキャスリン・ミドルトン(『ザ・ホワイトハウス』)が、シーズン2に出てきたサントス・ヒメネス役をトニー・アメンドーラ(『ワンス・アポン・ア・タイム』)が、シーズン7に出てきたヘクター・エストラーダ役をネストール・セラノ(『APB ハイテク捜査網』)がそれぞれ演じていた。
これまでに発表されたキャストは9人。主人公である若き日のデクスター・モーガン役にパトリック・ギブソン(『The OA』『暗黒と神秘の骨』)、警官の養父ハリー・モーガン役にクリスチャン・スレイター(『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』)、デクスターの妹デボラ・モーガン役にモリー・ブラウン(『ビリオンズ』)、デクスターと親しくなる殺人課の刑事エンジェル・バティスタ役にジェームズ・マルティネス(『Love, ヴィクター』)、マイアミ警察の殺人課に女性として初めて所属するマリア・ラゲルタ役に女優・俳優として知られるクリスティーナ・ミリアン(『ヤング・スーパーマン』)、デクスターと同じ鑑識官のヴィンス・マスオカ役にアレックス・シミズ(『ブラックリスト』)、ハリーの長年の相棒であるハリー・ワット役でレノ・ウィルソン(『グッドガールズ:崖っぷちの女たち』)、マイアミ警察殺人課のボスでハリーと十年来の付き合いであるアーロン・スペンサー役にパトリック・デンプシー(『グレイズ・アナトミー』)、サラはマイアミ警察のCSI(科学捜査班)のチーフで血痕鑑識官であるデクスターの新たなボスとなるターニャ・マーティン役にサラ・ミシェル・ゲラー(『バフィー~恋する十字架~』)が決まっている。このうちサラのみがゲストで、ほか8人はレギュラーキャストとなる。
本家で製作総指揮を務めたクライド・フィリップスが本作のショーランナー・製作総指揮を兼任。製作総指揮には、元祖デクスター役のマイケル・C・ホールも名を連ねる。すでにマイアミで製作が始まっている。
『デクスター ~警察官は殺人鬼』全8シーズンと『デクスター:ニュー・ブラッド』はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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