米ABCで2004年から6シーズンにわたって放送された大ヒットミステリーアドベンチャーシリーズ『LOST』。米Netflixでの配信が7月から開始し、再び話題を呼んでいる。
この度、ベンジャミン・ライナス(通称ベン)役を演じたマイケル・エマーソンがTV Insiderとのインタビューに答え、当時を回想した。
本当のヴィランではない
墜落事故を起こしたオーシャニック815便の生存者たちが謎の無人島で次々と不可解な出来事に直面していく展開で社会現象を巻き起こした同シリーズ。島に住む「他の者たち(アザーズ)」のリーダー、ベン役についてマイケルはこう明かす。
彼のキャラクターは、「本当のヴィランという訳ではなく、“良い脚本と良い文脈”があった良い例」だという。
「ベンが登場したときには、愛すべき漂流者のグループがいて、そして暗く危険な島にはあらゆる種類の恐怖が潜んでいます。そして、そこにはどんな人たちが住んでいるのだろうと視聴者は考え始めます。だから、漂流者たちの世界に誰かが足を踏み入れるまで、何エピソードも何エピソードも、彼らについて語り、想像を膨らませるんです。もしかしたら、彼らも“アザーズ”かもしれないと」
「そうして“アザーズ”は恐ろしい存在に作り上げられてきたんです。ヘンリー・ゲイル(ベンの元の名前)を物語に巧みに組み込んでいく様子や、それがとても上手い焦らしであったことは素晴らしかったです。彼はとても危険で、優れたゲーム・プレイヤーで、とても賢いのです。でも、5シーズンを見たあとだと、私たちは彼について違う感情を抱いているかもしれません。以前は彼は、(アザーズではなく)ほかのみんなと同じだったのです。彼は、長く困難な人生を送ってきたんです」
続いて、同シリーズに出演していた頃を振り返って、マイケルはこう回想する。「エキゾチックなロケ地、特定のビーチ、波が打ちつけ、水しぶきがいつも崖から上がってくるような崖を思い出します」
「夜のジャングルのシーン、ビーチの夕日など、どれも子供のころに見た“見せかけ”みたいなものなんです。<漂流者>というゲームを、小さい頃に近所の子供たちとよくやっていたんですが、そのゲームの内容は、僕らは漂流者でいつもどこか見知らぬ場所でキャンプをするというものでした。夜が暗くなるにつれて、想像上のものですが、常に何か怖いものが出てくるんです」と話す。
彼は、『LOST』を撮影している時間を、子供時代の思い出と比較した。「『Lost』の撮影のためにハワイに行ったことは、漂流者の体験とパラレルです。見知らぬ人々や見知らぬ習慣の中で、どのようにしてそこにいるべきかを学ばなければならなかったんです」
マイケルは、最近では『イーヴィル:超常現象捜査ファイル』『フォールアウト』などに出演している。『LOST』は、Hulu、Disney+にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『LOST』©ABC Studios.