
海外ドラマといえば、制作側の都合や演じる俳優本人の希望などでドラマの途中で降板する人も少なくはない。2024年もショックだった降板キャストたちが報じられたが、改めて振り返ってみよう。(ネタバレとなりますので、ご注意ください)
目次
- 1 『クリミナル・マインド FBI行動分析課』ジョシュ・スチュワート
- 2 『ウェンズデー』パーシー・ハインズ・ホワイト
- 3 『ミステリー in パラダイス』ネヴィル・パーカー
- 4 『LAW & ORDER ロー&オーダー』サム・ウォーターストン、カムリン・マンハイム
- 5 『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』サラ・ラミレス、カレン・ピットマン
- 6 『探偵ミス・スカーレット』スチュアート・マーティン
- 7 『HEARTSTOPPER ハートストッパー』オリヴィア・コールマン
- 8 『シカゴ・ファイア』ローム・フリン、カーラ・キルマー、アルベルト・ロゼンデ、イーモン・ウォーカー
- 9 『FBI:インターナショナル』ルーク・クラインタンク、ハイダ・リード
- 10 『グレイズ・アナトミー』ミドリ・フランシス、ジェイク・ボレッリ
- 11 『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』ナザニン・ボニアディ
- 12 『ヴェラ ~信念の女警部~』ブレンダ・ブレシン
- 13 『クィア・アイ』ボビー・バーク
- 14 『S.W.A.T』ロシェル・エイツ
- 15 『9-1-1:LONE STAR』シエラ・マクレイン
- 16 『ザ・モーニングショー』ジュリアナ・マルグリーズ
- 17 『イエローストーン』ケヴィン・コスナー
- 18 『シカゴ・メッド』ドミニク・レインズ
- 19 『ザ・ルーキー』トゥルー・バレンチノ
- 20 『トラッカー』ロビン・ワイガート
『クリミナル・マインド FBI行動分析課』ジョシュ・スチュワート
#CriminalMinds Vet Josh Stewart ‘Sadly’ Announces His Exit — What Does This Mean for JJ’s Husband Will? https://t.co/XwoNlX0eKU
— TVLine.com (@TVLine) January 17, 2024
2022年にリバイバル版が「エボリューション(Evolution)」というサブタイトル付きで、実質のシーズン16として復活した『クリミナル・マインド FBI行動分析課』。そのシーズン17の制作が進んでいるが、本家シーズン2に初登場し、リバイバル版にも出ていたウィリアム・ラモンテーン・Jr.役を演じたジョシュ・スチュワート。本人がX(旧Twitter)にて「悲しいことに、ウィル・ラモンテーン・Jrを演じる日々は終わった」と発表した。
ショーランナーのエリカ・メッサーによると何らかの理由で契約更新がうまくいかなかったそうで、ラモンテーンの不在が現在のストーリーラインに影響を与えることはないが、シーズン3までにはその問題に対処する必要があると説明している。
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『ウェンズデー』パーシー・ハインズ・ホワイト
『アダムス・ファミリー』に登場する長女ウェンズデーを主人公に迎えたNetflix(ネットフリックス)の学園ミステリー『ウェンズデー』。
現在、シーズン2の撮影中だが新シーズンを前に降板が明らかになったのはゼイヴィア・ソープ役のパーシー・ハインズ・ホワイト。ウェンズデーとのロマンスの行方が気になるキャラクターだったが、残念ながらシーズン2には登場しない。理由は明らかにされていないが、過去の人種差別発言や未成年との不適切なパーティー(本人は否定している)などのスキャンダルが出ていた。
なお、本シリーズからはドノヴァン・ガルピン役のジェイミー・マクシェーンとヨーコ・タナカ役のナオミ・J・オガワの降板も決定済み。
『ミステリー in パラダイス』ネヴィル・パーカー
フランスのカリブ海に浮かぶ“パラダイス”こと、架空の島セント・マリー島を舞台に、英国から赴任してきた刑事が地元の捜査官たちと一緒に数々の難事件を解決していく犯罪捜査ドラマ。英国から赴任してくる刑事という主役が定期的に交代するという特徴があるが、4代目の主人公ネヴィル・パーカーが卒業を迎えた。
そして、彼の降板から約一か月後、5代目主人公がメルヴィン・ウィルソン警部になることが決定。これまでの主人公たち同様、メルヴィンはロンドンからこのセント・マリー島へ赴任することになるが、新しい環境に戸惑うという。同役を演じるのは、これまで『ドクター・フー』『ブラウン神父』『シェイクスピア&ハサウェイの事件簿』『シェトランド』といった英国ミステリーも含むBBCドラマに何度もゲスト出演してきたドン・ジレ。
『LAW & ORDER ロー&オーダー』サム・ウォーターストン、カムリン・マンハイム
米NBCにて1990年から放送されると20シーズン以上続くロングランシリーズとなり、数々のスピンオフも生み出してきた人気ドラマ『LAW & ORDER ロー&オーダー』に400話以上に出演してきた地方検事ジャック・マッコイ役のサム・ウォーターストン。最後の出演エピソード(シーズン23第5話「Last Dance(原題)」)は今年2月にアメリカで放送された。
降板の理由として、「俳優として、“快適過ぎる状況は望まない”」と番組の公式Instagramに投稿。次の挑戦を楽しみにしていることを明かした。
シリーズ初期から出演してきたカムリン・マンハイムの降板も決定済み。カムリンはシーズン1、3、4にそれぞれ異なる役でゲスト出演した後、シーズン21から警部補ケイト・ディクソン役で初のレギュラーに。同役としてシリーズ作品の『~性犯罪特捜班』と『~組織犯罪特捜班』にも参加していた。
『LAW & ORDER ロー&オーダー』はPrime Videoでレンタル配信中。
『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』サラ・ラミレス、カレン・ピットマン
ノンバイナリーのチェ・ディアス役を演じたサラ・ラミレス。恋に落ちたミランダ(シンシア・ニクソン)が長年付れ添った夫スティーヴを捨てる展開にファンが不満を示し、その原因となったチェに非難が集中。そのことから、シーズン2を前に降板するのではと噂されていた。
そんなミランダを演じるシンシアは、サラの降板についてショーランナーのマイケル・パトリック・キングとサラ自身の合意によるものだと明かしている。「チェは魅力的なキャラクター、物議を醸したけれど素晴らしいキャラクターを創り上げたと思います。サラもマイケル・パトリックも、そのキャラクターの役割は終わったと感じたのではないでしょうか。チェが登場して全てを揺さぶり、そしてストーリーが完結したのです」
シーズン3には、大学教授のニア・ウォーラス役を演じたカレン・ピットマンも出演しないことがわかっている。
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『探偵ミス・スカーレット』スチュアート・マーティン
19世紀のロンドンを舞台に、ミス・スカーレットが父の跡を継ぎ、探偵となってハンサムな刑事ウィリアムとともに危険な事件に挑んでいく人気ミステリー『探偵ミス・スカーレット』。主人公の幼馴染でロンドン警視庁に勤めるウィリアム・“ザ・デューク”・ウェリントン役を演じるスチュアート・マーティンがシーズン4を最後に降板。原題では「Miss Scarlet & the Duke」と、タイトルに彼の名前も入っていることから、衝撃的な降板となった。
4年間、ザ・デュークを演じられたことを誇りに思うとしながらも、「番組が成長し進化を続ける中で、スカーレットが新しい物語や挑戦に挑むのにふさわしい時期だと感じました。相棒である(ミス・スカーレット役の)ケイト・フィリップスや、他の素晴らしい家族やチームと一緒に働くことが恋しくなりますが、大ファンとして、そして新たにスカーレティアの一員として、冒険を引き続き追いかけることを楽しみにしています」と声明を発表していた。
新たなスカーレットの相棒として、トム・デュラント=プリチャード(『ザ・ウィンザーズ』)演じる元軍人の刑事アレキサンダーが登場する予定だ。
『HEARTSTOPPER ハートストッパー』オリヴィア・コールマン
Netflix製作による、みずみずしい英青春LGBTQドラマ『HEARTSTOPPER ハートストッパー』でキット・コナー演じるニックの母親サラ・ニルソンに扮するオリヴィア・コールマン。残念ながらスケジュール調整がつかず、シーズン3を前に降板が決定。
クリエイターのアリス・オズマンは「できる限りのことはすべてやりました。でも、そうなる運命じゃなかったみたい。TV業界は時にはこんな感じなんです。シーズン4への更新がもし決まったら、ぜひ戻ってきてくださいね!」と、ファンに向けて無念な思いを明かしていた。
『シカゴ・ファイア』ローム・フリン、カーラ・キルマー、アルベルト・ロゼンデ、イーモン・ウォーカー
米NBCで3月27日(水)に放送されたシーズン12第8話「All the Dark(原題)」をもって番組を卒業したのは、シーズン12よりデリック・ギブソン役でキャストに加わったローム・フリン。自身の降板エピソードが放送された後、ロームはInstagramを更新。消防士のユニフォーム姿や撮影中の動画に、「カーテンコール、シカゴ・ファイア」とのコメントを添えて投稿し、番組に別れを告げている。
シーズン3よりシルビー・ブレット役を演じ、シーズン12をもって卒業するカーラ・キルマーは納得の上での降板だったことをコメント。「この展開は、間違いなくシルビーのキャラクターアークにとって自然な結論だと思います。彼女が、インディアナ州ファウラートンで高校時代のボーイフレンドに祭壇に置き去りにされた花嫁で、その後にシカゴへ来たという事実を気に入っていました。それから10年後、人生最愛の人であり、間違いなくシカゴとポートランドで最も理想的な独身男性と結婚することになるんですから。 だから私のキャラクターにとって、本当に満足のいく結末です」ブレットのキャラクターアークが完全に一周したことで、前へ進む最適な時期だと感じた模様で、すでに次のプロジェクトに向けて動き出しており、いくつかオーディションの予定が入っているという。
2019年のシーズン8から4シーズンに渡って活躍してきたが、シーズン12第1話が最後の出演となったのはブレイク・ギャロ役のアルベルト・ロゼンデ。情報筋によると、今回の降板は友好的なものだという。運動神経が良く、向こう見ずな役どころで、時に周りをイラつかせるようなところもある一方で、51分署の隊員たちを元気づけるような新隊員だった。当初は長期的な出演の予定はなかったが、2019年にレギュラーキャスト入りし、作品に欠かせない存在だった。
シカゴ市消防局51分署の大隊長としてチームを支えるウォレス・ボーデン役のイーモン・ウォーカーもレギュラーキャストから降板。今回の降板は彼自身の決断だという。情報筋によると、ボーデンのキャラクターはまだ健在で、イーモンは今後またレギュラーとして番組に復帰する可能性もあるという。
『FBI:インターナショナル』ルーク・クラインタンク、ハイダ・リード
ヒットメイカーのディック・ウルフ(『LAW & ORDER』『シカゴ・ファイア』)が手掛けるFBI捜査官を主人公にした犯罪捜査ドラマ『FBI:特別捜査班』のスピンオフ『FBI:インターナショナル』。本作シーズン3で降板したのは、シリーズ当初からチームリーダーのスコット・フォレスターを演じてきたルーク・クラインタンク。本国で5月7日に放送された第11話「Touts(原題)」が最後の出演だった。
ルークは降板を受けて以下のように述べている。「いろいろ考慮した結果、『FBI:インターナショナル』を去るという難しい決断を下しました。これは、私にとって何よりも大事である家族の愛と健康のための決断です。素晴らしいキャストとスタッフに心から感謝しています。彼らは一緒に働く同僚であるだけでなく、大事な家族です。みんながその類稀な才能を尽くしてくれたからこそ、セットの一瞬一瞬が忘れがたいものになりました。その思い出は私の今後の人生を豊かなものにしてくれるでしょう。そして最後に、私たちを3シーズンにわたって応援してくれたファンにも、心から感謝しています」
特別捜査官ジェイミー・ケレット役のハイダ・リードもシーズン3の序盤にてレギュラーから降りていた。CBSや制作会社 Wolf Entertainmentはこの件についてコメントしていないが、ハイダの降板は制作上の決断によるもののようだ。
『グレイズ・アナトミー』ミドリ・フランシス、ジェイク・ボレッリ
シーズン21への更新が決定済みの『グレイズ・アナトミー』だが、シーズン20を最後に降板が決まっているのはここ5シーズンはレギュラーで、7年間出演してきたレヴィ・シュミット役のジェイク・ボレッリとシーズン19から参加し、2シーズンで出演したのちに同作を去るのは、インターンのミカ・ヤスダを演じるミドリ・フランシス。
二人は演じるキャラクターのストーリーをきれいに完結させるために来シーズン、数話だけの出演交渉がなされているという。はっきりとした理由はわかっていないが、予算削減が報じられていることから、それによるものが大きいのは確かだ。
>>『グレイズ・アナトミー』シーズン1~19はDisney+(ディズニープラス)で配信中!
『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』ナザニン・ボニアディ
8月29日(木)にシーズン2の配信が控えているAmazon Prime Videoの『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』。その新シーズンには人間の治療師ブロンウィン役のナザニン・ボニアディは戻ってこない。
自身のInstagramで降板を公表したナザニン。イラン出身の彼女は、母国で勢いを増している「#WomanLifeFreedom」を擁護する立場をとっていることでも知られ、以前「#WomanLifeFreedomに集中するため、そして自由のためにリスクを負ってすべてを捧げている祖国の人々を擁護するため」にしばらく俳優活動を休止していた。
この抗議活動は2022年9月、当時22歳だったマフサ・アミニさんがヒジャブ(頭髪を覆うスカーフ)の着け方が不適切だとして警察に逮捕・拘束された後で急死したことからイランで始まったもの。
しかし、ナザニン自身は「これ(降板)はアドボカシー(社会的弱者を代弁すること)を優先するという決断とは関係ありません」とコメント。「キャリアを通して私が最も大切にしてきた価値観は、正直さ、共感性、誠実さです。私が演じたブロンウィンというキャラクターもより公平な世界を目指して同じ理想を抱いていたので、とても深く共感できました」と話し、「最新のプロジェクトをもうすぐみなさんにご報告できることを楽しみにしています」と締めくくった。
『ヴェラ ~信念の女警部~』ブレンダ・ブレシン
10年以上続く英国ミステリードラマで主人公のヴェラを演じるブレンダ・ブレシン。今年1月に更新されていたシーズン14をもって降板することになり、同タイミングでシリーズが終了を迎える。
現在78歳のブレンダは、降板と番組終了について声明で次のように語った。
「『ヴェラ』で働くのは最初から最後まで楽しかったので、さよならを言うのは寂しいです。でも、この14年間に成し遂げたことを誇りに思っています。ヴェラを生み出した素晴らしい原作者のアン・クリーヴスと、私をこの役に抜擢してくれたエレイン・コリンズに一生感謝し続けます。プロデューサー、キャスト、スタッフは素晴らしい人たちばかりでした。寂しくなりますが、彼らの才能、私たちが分かち合った仲間意識、笑い、優しさ、そしてロケ地だったイギリス北東部の人々や世界中のファンとの間に生まれた友情は忘れません。心からありがとう」
『クィア・アイ』ボビー・バーク
センス抜群のファビュラスなゲイ5人組“ファブ5”が、ファッションやインテリア、その思考に至るまで様々な分野についてアドバイスし、人生をより華やかに、豊かにしてくれる感動のリアリティ番組『クィア・アイ』。シーズン1からオリジナルキャストとして登場してきたインテリア担当のボビー・バークがシーズン8を最後に卒業を迎えた。
メンバー5人はもともと同番組で7サイクル分の出演契約を結んでおり、2022年9月にニューオーリンズで2シーズン分の撮影を済ませて契約を終了した。よって、ボビーは全8シーズンで番組は幕を下ろすものと思い、次のプロジェクトを計画し始めたのだという。しかし、全米脚本家組合と全米映画俳優組合によるストライキの影響でコンテンツ不足となったため、Netflixは2023年11月に『クィア・アイ』をシーズン9へ更新。
更新に伴い、ボビーはNetflixから新契約をオファーされたが、すでに動き始めていた別プロジェクトの計画を変えるつもりはなかったため、降板に至ったと説明。とはいえ、オリジナルメンバーのうち自分だけが戻らないことに、間違いなく“ある種の複雑な感情”を抱いたとも述べている。
'Queer Eye' Hires Jeremiah Brent For Season 9 Following Bobby Berk's Exit https://t.co/gl8OWwby5c
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) February 27, 2024
後任として選ばれたのはジェレマイア・ブレント。現在39歳の彼は、2011年に自分のデザイン事務所を設立し、ロサンゼルスやニューヨークで活躍してきた。リアリティ番組の経験も豊富で、夫のネイト・バーカスとともに主演したリノベーションがテーマの番組『Nate & Jeremiah by Design(原題)』は2017年から3シーズン続いた。Netflixともすでに仕事をしたことがあり、2020年の『ドリーム・ウェディング ~幸せをプロデュース!~ ときめくサプライズ』では、様々な障害を乗り越えたカップルのために企画から開催までたった1週間でサプライズで結婚式をプロデュースする3人の専門家の一人を務めた。
『S.W.A.T』ロシェル・エイツ
シェマー・ムーア演じる主人公ホンドーの妻ニシェル・カーマイケル役のロシェル・エイツは、シーズン3から登場し、シーズン6からはレギュラーキャストとして出演してきた。ドラマ打ち切りを覆しシーズン8への更新が決まっていたタイミングでの降板に。
『S.W.A.T』と同じ米CBSが手掛ける新作医療ドラマ『Watson(原題)』で今後は活躍することになる。『S.W.A.T.』が打ち切りとされた隙に『Watson』への出演オファーがあったようだ。ロシェルを引き抜かれた格好の『S.W.A.T.』は、新たな女性キャラクターの投入を検討しているとのこと。S.W.A.T.チームのメンバーとなるキャラクターで、まずはゲストとして登場させた後、レギュラーに昇格させるべきか否かを見定めるつもりのようだ。
『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』で脚本・製作総指揮を兼任したクレイグ・スウィーニーがクリエイターを務める『Watson』は、犯罪捜査の要素を盛り込んだ医療ドラマになると考えられている。そんな新作でロシェルが演じるのは、東海岸でも指折りの外科医で、病院の医長を務めるメアリー・モースタン。ワトソンの元妻で、離婚後も彼を尊敬しており、謎に対する彼の洞察力を高く評価している一方、仕事に対する彼の型破りなアプローチにイライラすることもある役どころだという。
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『9-1-1:LONE STAR』シエラ・マクレイン
Sierra McClain as Grace Ryder for 9-1-1: Lone Star Season 4. #911LoneStar pic.twitter.com/P3ikDYvv7r
— 9-1-1 NEWS (@911TVNEWS) January 3, 2023
今年、シーズン5をもって終了した『9-1-1:LONE STAR』で、ドラマを去ったのはメイン指令管制員を演じていたグレース役のシエラ・マクレイン。シーズン1より緊急通報オペレーターのグレース役を演じてきたが、最終シーズンへ向けた出演契約交渉が決裂し、シーズン4をもって降板した。
グレースの夫で消防士のジャッド役を演じるジム・パラックは引き続き出演していたため、シーズン5第1話「Both Sides, Now(原題)」では、シエラが家族の元を去り、国際慈善団体「Mercy Ship」に参加することが明らかになるという展開を迎えていた。
『ザ・モーニングショー』ジュリアナ・マルグリーズ
『ザ・モーニングショー』シーズン2で初登場し、UBS局の臨時アンカーとしてブラッドリーとともに司会を務めるローラ・ピーターソン役でゲスト出演したジュリアナ・マルグリーズ。一緒に仕事をするうちに、同性愛者であるローラとブラッドリーが急接近して恋仲になる展開となった。シーズン3にも続投していたが、ストーリーの展開により新章となるシーズン4へは登場しないという。
本作でジュリアナは、『ザ・モーニングショー』の他のキャストとともに、第28回全米映画俳優組合賞のアンサンブル賞ドラマ部門にノミネートされた。以前にジュリアナは、同性愛者ではない俳優がLGBTQ+のキャラクターを演じることについて質問された際、「異なる人種を演じることができないことは100パーセント理解しているけど、私は女優であり、別のキャラクターになるわけなので、セクシュアリティがどうであれ私には重要じゃない」と答えていた。
『ザ・モーニングショー』はAppleTV+で配信中
『イエローストーン』ケヴィン・コスナー
米ケーブル局Paramount Networkで2018年にスタートした『イエローストーン』は、広大な草原が広がるモンタナ州のイエローストーン牧場を舞台に、この一帯を牛耳るダットン一家が、不動産開発業者や土地の所有権を主張する先住民と土地をめぐって熾烈な争いを繰り広げる物語。
スピンオフ『1883』と『1923』も次々に製作され大ヒットした本作のシーズン1から主人公ジョン・ダットンを演じてきたケヴィン・コスナー。最終章となったシーズン5後半を前に降板。自身が主演・監督・脚本を担当する西部劇映画『Horizon: An American Saga(原題)』との両立が難しく、2部構成となった最終章の途中で衝撃的な去り方をしていた。
本家はシーズン5で幕を閉じたが、ニューヨークからモンタナ州のマディソン・リバー・バレーへ移った家族を描く新スピンオフ『The Madison(原題)』がすでに進行中。そのほかにも前日譚スピンオフ『1944(原題)』が企画されており、そのユニバースは拡大している。『イエローストーン』とスピンオフ『1883』『1923』はU-NEXTで配信中。
『シカゴ・メッド』ドミニク・レインズ
シーズン5から出演してきた外科医クロケット・マルセル役のドミニク・レインズが、シーズン9をもってレギュラーから降板。
初登場して以来、魅力的なキャラクターの一人であったクロケットは、シーズン9最終話で患者だった少年コリンとその父親を失い、シャロン・グッドウィンにしばらく仕事から離れて休むよう勧められることに。幼い娘を白血病で亡くした過去をこれまで隠してきた彼だが、今回の件をきっかけにその記憶を思い出して看護師のマギー・ロックウッドに打ち明ける姿も描かれていた。続くシーズンにクロケットが出てこないのは自然な流れと言えそうだ。レギュラーから降板した彼が、今後ゲストという形で再登場するかどうかは明らかになっていない。
『シカゴ・メッド』シーズン1~8はHuluにて配信中。
『ザ・ルーキー』トゥルー・バレンチノ
Sergeant Aaron Thorsen is leaving the mid-Wilshire division.
Deadline has confirmed that Tru Valentino, who joined the ‘The Rookie’ in season 4, will not return for season 7 https://t.co/tUjn38yyZ8
— Deadline (@DEADLINE) August 8, 2024
『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』のネイサン・フィリオン演じるジョン・ノーランが主人公の『ザ・ルーキー』。そのシーズン7を前にトゥルー・バレンチノ演じるアーロン・トールセンの降板が報じられた。
シーズン4でゲスト出演した後、シーズン5からレギュラーキャストに昇格したトゥルー。アーロンというキャラクターは有名ラッパーの息子でその暮らしぶりをTikTokで配信するような生活を送っていたが、リアリティ番組の撮影中にプロデューサーが殺害される事件が発生。容疑者の一人になった経験の後、新人警官としてミッドウィルシャー署に加わるという役どころだった。
『ザ・ルーキー』はシーズン1~4がU-NEXT、シーズン3までがHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)
『トラッカー』ロビン・ワイガート
Robin Weigert won’t be returning as Teddi in Season 2 of #TrackerCBS.https://t.co/GBU7Ime8FM
— TV Insider (@TVInsider) August 9, 2024
『THIS IS US/ディス・イズ・アス』のケヴィン役で知られるジャスティン・ハートリーが主演&製作総指揮を務める米CBSの『トラッカー』で、シーズン1を最後に降板したのは主人公コルター・ショウをリモートで支えるハンドラーのテディ役、ロビン・ワイガート。いつもテディとともに、捜査にあたっていた妻のヴェルマ(アビー・マケナニー)は続投する。
ロビンの降板によるストーリーへの影響も気になるが、シーズン1でコルターの疎開となっている家族役としてゲスト出演したジェンセン・アクレス(『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』)、メリッサ・ロクスバーグ(『MANIFEST/マニフェスト』)、ウェンディ・クルーソン(『リベンジ』)の3人は新シーズンにも登場する。
そんな新シーズン(シーズン2)は、2025年1月22日(水)よりDisney+(ディズニープラス)で独占配信スタート。
(海外ドラマNAVI)
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