『ハートストッパー』キット・コナー、バイセクシャルであることを「無理やり」カミングアウトさせられた?

Netflix製作による、みずみずしい英青春LGBTQドラマ『HEARTSTOPPER ハートストッパー』でニック役を演じるキット・コナーが、バイセクシャルであることを“無理やり”カミングアウトさせられたとツイートしている。

強要された

アリス・オズマン原作による同名グラフィックノベルをドラマ化した『ハートストッパー』の中心キャラクターは、ゲイであることをカミングアウトしている高校生のチャーリーと、彼が想いを寄せるニック。クラスで隣の席になったことをきっかけに友情を深めていった二人はやがて恋に落ち、ニックは自分がバイセクシャルだと自覚していく。

10月31日、ニック役を演じるキットがTwitterを更新し「(Twitterに)一時的に戻ってきた。僕はバイだ。18歳に無理やりカミングアウトさせるなんて、おめでたいね。番組の要点を勘違いした人もいると思う。さようなら」と投稿している。

キャストらがサポート

このニックのツイートを受け、ドラマ版ではクリエイターを務める原作者のオズマンが反応。「『ハートストッパー』を観て(キャストの)セクシュアリティを推測し、ステレオタイプに基づいて判断することに時間を費やす人の気持ちが本当に理解できない。そういった人たちが、メチャクチャ恥ずかしい思いをすることを願うわ。キット、あなたは素晴らしい」とツイートしている。オズマンのコメントから察するところ、『ハートストッパー』でバイセクシャルを演じたキットのセクシャリティについてSNSなどで憶測が飛び交い、キットがカミングアウトせざるを得ない状況に追い込まれたのではないかと思われる。

オズマンに続き、ニックと恋に落ちるチャーリー役のジョン・ロックが、「君は誰に対しても借りはないよ。友達である君のことを誇りに思ってる」とメッセージを発信。


ダーシー役のキジー・エジェルも、「キット、大好きよ。あなたが辛い想いをしていたなんて残念だわ。不当な扱いを受けるなんて」とツイート。ベン役のセバスチャン・クロフトは、「キット・コナー、君にはもっと素晴らしい世界が相応しい。大好きだよ」と反応し、キットをサポートしている。

高い評価を得ている『HEARTSTOPPER ハートストッパー』はシーズン2~3へ更新済み。シーズン1はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『HEARTSTOPPER ハートストッパー』シーズン1はNetflixにて独占配信中