「38もの恐怖症を持つリハビリ中の元天才刑事」というユニークな主人公エイドリアン・モンクの異色の名探偵ぶりが人気を集めた犯罪捜査ドラマ『名探偵モンク』。米USA Networkにて2002年から2009年まで続いた本作は、なぜ8シーズンで終わりを迎えることになったのか。米Cinema Blendが伝えた。
ユニークな設定で人気を博した『名探偵モンク』
『名探偵モンク』は、強迫性障害を患う私立探偵エイドリアン・モンク(トニー・シャルーブ)が、優れた観察力や記憶力、洞察力を駆使して難事件を解決していく1話完結型のシリーズ。
米The Hollywood Reporterによると、打ち切りの理由はよくある視聴率の不振ではないという。ある情報筋によると、番組関係者の総意として、シリーズのクリエイティビティが快調なうちに終了させたいと考え、納得して決断されたとのこと。また、コストがかかっていたこともあり、これ以上続けることの正当な理由を見つけることも難しかったとされている。
8シーズン続けば、TVシリーズとしては十分に成功したと言え、2023年には、米Peacockで映画版『Mr. Monk's Last Case: A Monk Movie(原題)』も配信された。この映画版では、モンクが今一度、非常に個人的な事件に挑み、結婚式を控えたジャーナリストであるモンクの義娘モリーに関わるストーリーとなる。
さらに、インド版の企画も進行中で、初放送から20年以上が経った今も世界で愛される作品になった。
『名探偵モンク』全8シーズンはHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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