『SHOGUN 将軍』シーズン2へ向けて前進!真田広之が新たな契約を結ぶ

戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説を、ハリウッドが壮大なスペクタクルで映像化した米FXのドラマ『SHOGUN 将軍』。もともとリミテッドシリーズとして製作された同作は大きな反響を得たことからシーズン2更新の可能性が噂されてきたが、その実現に向けて大きな一歩を踏み出したようだ。主演・製作総指揮を務めた真田広之が主人公の吉井虎永を再演するための契約を結んだと、米Deadlineが報じている。

エミー賞の行方も左右する?

全10話の『SHOGUN 将軍』では、最強の武将でありながらも周囲の策略により窮地に追い込まれた虎永(モデルは徳川家康)が、最終的に将軍となって戦国の世を終わらせるまでが描かれた。シーズン2が実現した場合、原作者のクラベルは1994年に亡くなっている中で、虎永のその後をどのように描くのかが気になるところだ。

SHOGUN 将軍

なお、本作がシーズン2へ更新されるか否かは、9月発表予定のエミー賞の行方も左右することになりそうだ。エミー賞では、リミテッドシリーズかシリーズ作品かでカテゴリーが分かれるため、今年の賞争いに絡んでくるであろう『SHOGUN 将軍』がどちらに振り分けられるかは注目だ。なお、かつては『ダウントン・アビー』『ビッグ・リトル・ライズ』『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』がリミテッドシリーズとしてエミー賞を受賞した後、シーズン更新を果たしている。さらに、2023年に半年続いたハリウッドのストライキの影響で製作が遅れ、2023~2024年シーズンに新シーズンをリリースしない番組もいくつもあったことから、今度のエミー賞のシリーズ作品のカテゴリーは例年よりもライバルが少ないと見られている。

『SHOGUN 将軍』の配信スタート当初、クリエイターの一人であるレイチェル・コンドウは「私たちは、(ドラマ版の)ストーリーで小説の最後まで描き、その文章の最後にピリオドを打ちました。小説の終わり方が好きなんです。それが、自分たちがやりたいと思っていた理由の一つだし、まさにその地点で物語が終わりました」と述べ、同作はリミテッドシリーズだと強調。一方、もう一人のクリエイターであるジャスティン・マークスは、「新しいアイデアがあれば、完全にシーズン2への扉と閉ざすつもりはありません」と可能性を示唆しつつも、同作の製作過程を考慮して「すぐには実現しないでしょう」と話していた

主演としてだけでなく製作総指揮としても現場を引っ張っていた真田の続投が決まった『SHOGUN 将軍』。解決すべき課題は少なくないだろうが、シーズン更新が実現することを期待したい。

『SHOGUN 将軍』はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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Photo:『SHOGUN 将軍』© 2024 Disney and its related entities