映画、ドラマとして人気を博す『イコライザー』シリーズの生みの親の一人であるマイケル・スローンが亡くなった。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。
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映画シリーズや小説版にも携わる
元CIA諜報員の主人公が、そのスキルを駆使して弱きを助け、強きを挫く姿を描く『イコライザー』シリーズ。2014年に始まったデンゼル・ワシントン主演映画シリーズや、2021年から今年5月まで続いたクイーン・ラティファが主人公に扮したドラマでもおなじみの作品は、もともとは米CBSで1985年から1989年まで放送されたドラマ『ザ・シークレット・ハンター(原題:The Equalizer)』がオリジナル。エドワード・ウッドワードが主人公のロバート・マッコールを演じた同作でクリエイターの一人を務めたのがマイケル・スローンだった。
そんなスローンが今月13日(水)に78歳で死去したと、遺族が発表した。死因などの詳細は不明だが、穏やかな最期だったという。妻は『大草原の小さな家』の長女メアリー役で知られるメリッサ・スー・アンダーソンで、ドラマの現場で知り合った二人は1990年に結婚していた。
祖父は『オズの魔法使い』の舞台俳優で、両親はともにブロードウェイの舞台プロデューサーというショービジネス一家に生まれたスローンは、20代後半から映画・ドラマの脚本家や製作者として活動するように。人気ドラマ『刑事コロンボ』の「魔術師の幻想」の脚本も手掛け、当時はフリーランスだったにもかかわらず高評価を獲得。1978年には犯罪ミステリードラマ『Dr.刑事クインシー』のプロデューサーとしてエミー賞作品賞候補に名を連ねた。その後も『警部マクロード』『宇宙空母ギャラクチカ』『0011ナポレオン・ソロ』といった人気シリーズに関わってきたスローンが生み出した『ザ・シークレット・ハンター』は4シーズン続いた。『イコライザー』シリーズとの関わりはオリジナルシリーズに留まらず、デンゼルが主演する映画シリーズのプロデューサーを担当したほか、マッコールが主役の小説シリーズも執筆している。
ちなみに、スローンとともにオリジナルシリーズのクリエイターを担ったリチャード・リンドハイムは、2021年に逝去している。長きにわたり愛される作品を作り出したスローン、リンドハイムの冥福を祈りたい。
『イコライザー』ドラマ版シーズン1~3、映画シリーズはAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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Michael Sloan, Co-Creator of 'The Equalizer,' Dies at 78 https://t.co/h08T0NROvu
— Variety (@Variety) August 15, 2025