HBOの大ヒットシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』では不快な近親関係のプロットがいくつも描かれたが、スターク家の兄妹役を演じたソフィー・ターナーとキット・ハリントンはその最悪の事態を避けてきた。
二人は、新作ゴシックホラー映画『The Dreadful(原題)』で再び共演するが、ソフィーは同作のキットとの濡れ場撮影について「二人とも吐きそうだった」と明かした。
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「キスシーンで吐きそうだった」
脚本・監督ナターシャ・ケルマニによる本作で、ソフィーは主演だけでなくプロデューサーも兼任。企画の初期段階で共演者を考えた際、真っ先に思い浮かんだのがキットだったという。
米トーク番組『Late Night with Seth Meyers(原題)』に出演したソフィーは当時を振り返り、「脚本をキットに送ったら、彼から“やりたいけど、すごく変な感じになるぞ”ってメッセージが返ってきたんです。最初は何のことかわからなかったけれど、読み返してみたら“キス、キス、セックスシーン…”とあって。“あ、私の兄弟役だったんだ!”って気がつきました」と語った。
それでも脚本の完成度の高さから出演を決意した二人だったが、実際の撮影は想像以上に過酷だったようだ。ソフィーは「気持ちを切り替えて現場に行ったんですけど、最初のキスシーンのとき二人とも本当に吐きそうで。キャリアの中でも最悪の瞬間のひとつでしたね」と打ち明けた。
『The Dreadful』は薔薇戦争を背景に、社会の片隅で孤独に生きるアン(ソフィー)と姑モーウェン(マーシャ・ゲイ・ハーデン)の物語を描く。過去に関わりのあった男(キット)の登場をきっかけに、アンの人生は大きく動き出す。
ソフィーとキットは、2011年から2019年まで放送された『ゲーム・オブ・スローンズ』でサンサ・スタークとジョン・スノウ役を演じた間柄。兄妹同然のキャラクターとして長年共演してきた二人が、今度はまた異なる関係性でスクリーンに戻ってくる。
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