鬼才リドリー・スコット監督によるSF映画の金字塔『ブレードランナー』。2017年公開の続編映画『ブレードランナー 2049』はオリジナル版の30年後が舞台となり、捜査官“K”を主人公に衝撃的な物語が展開。そこから50年後の世界を描く続編となるドラマシリーズ『Blade Runner 2099(原題)』の配信時期が明らかになった。
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Amazon『ブレードランナー』ドラマ版、新たに2人の追加キャスト
SF映画の金字塔『ブレードランナー』シリーズの続編となるドラ …
『ブレードランナー』続編がまもなく登場
フィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作とする『ブレードランナー』は、植民惑星から脱走した4体の人造人間=レプリカントの捕獲を依頼された”ブレードランナー”ことリック・デッカードの追跡劇が描かれた。
2099年を舞台に、全10話で物語が描かれるドラマ版は、2026年にAmazonプライム・ビデオで配信されることがわかった。この情報は、Amazon MGM Studiosで責任者を務めるローラ・ランカスターが、幹部2名の昇進を発表した社内メモの中で伝えられた。
同シリーズは2022年9月に製作が承認され、2023年のハリウッド大規模ストライキの影響で約1年間の遅れた後、2024年4月にチェコのプラハで撮影が開始。現在はポストプロダクション中であり、当初は2025年末から2026年初頭の配信開始を目指していた。
『スタートレック:ディスカバリー』フィリッパ・ジョージャウ役などで知られるミシェル・ヨーが主演を務め、共演者にはハンター・シェーファー(『ユーフォリア/EUPHORIA』)、ディミトリ・アボルド(『ラブ・アディクト』)、ルイス・グリッベン(『デッドウォーター・フェル ~虚像に殺された家族~』)、ケイトリン・ローズ・ダウニー(『死霊館のシスター 呪いの秘密』)、ダニエル・リグビー(『ランドスケーパーズ 秘密の庭』)らが名を連ねる。
さらにジョニー・ハリス(『モスクワの伯爵』)、エイミー・レノックス(『シェトランド』)、シーラ・アティム(『アガサ・クリスティー 蒼ざめた馬』)、マシュー・ニーダム(『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』)、トム・バーク(『私立探偵ストライク』)、マウリツィオ・ロンバルディ(『ピウス13世 美しき異端児』『ニュー・ポープ 悩める新教皇』)らも出演する。
‘BLADE RUNNER 2099’ to premiere in 2026 on Prime Video.
Starring Michelle Yeoh & Hunter Schafer. pic.twitter.com/gSfx2ObPIJ
— Film Updates (@FilmUpdates) August 22, 2025
『Blade Runner 2099』スタッフ
当初エピソード監督として参加が報じられた『ゲーム・オブ・スローンズ』のジェレミー・ポデスワは、スケジュールの都合により降板。その後任として、『アップロード ~デジタルなあの世へようこそ』や『チェンジリング ニューヨークの寓話』、そして真田広之主演で戦国の日本を描いた話題作『SHOGUN 将軍』でもメガホンを取ったジョナサン・ヴァン・タルケンが就任し、第1・2話で監督を務め製作総指揮を兼任する。
脚本・製作総指揮・ショーランナーを担うのは、Apple TV+のサスペンスドラマ『シャイニング・ガール』で指揮を執った新鋭シルカ・ルイザ。製作総指揮には『ブレードランナー』のリドリー・スコット、『ブレードランナー 2049』で脚本を務めたマイケル・グリーン、プロデューサーのシンシア・ヨーキン&ブロデリック・ジョンソン、『エクスパンス -巨獣めざめる-』のベン・ロバーツ、『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』のデヴィッド・W・ザッカー、『パセージ』のクレイトン・クルーガーらが名を連ねる。
(海外ドラマNAVI)