亡きマシュー・ペリーへ『フレンズ』モニカ、ジョーイがメッセージ。未公開映像も

10月28日に急死した大人気ドラマ『フレンズ』のチャンドラー役で知られるマシュー・ペリー。『フレンズ』のほかのメインキャスト5人は直後に連名で追悼の声明を出していたが、改めてモニカ役のコートニー・コックスとジョーイ役のマット・ルブランが心境を明かしている。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが伝えた。

チャンドラーの妻、親友が言葉を送る

時代を超えて愛される『フレンズ』で、当初は友達だったマシューと恋に落ちて結婚するモニカを演じたコートニー。夫婦としてほかの共演者以上に密な時間を過ごした彼女は11月14日(火)にInstagramを更新し、マシューへの追悼文をシェアした。「マッティ、あなたと過ごしたすべての瞬間にとても感謝してるし、あなたのことが毎日恋しいわ。私とマシューのように、誰かと密に仕事をすると、共有できたらと思う瞬間が数え切れないほど出てくる。今のところはこれが私のお気に入りの瞬間の一つよ」と、シーズン4フィナーレ「ロスの結婚式 Part 1」の未公開映像を含んだ動画をシェアした。

残る6シーズンを通じて続く二人の関係が始まったこのエピソードでは、デヴィッド・シュワイマー演じるロスがチャンドラーのホテルの部屋を唐突に訪れて「僕は今日結婚するぞ!」と宣言した後に出て行くと、チャンドラーが寝ているベッドの中から「私がここにいるって、気づかれたかしら」と言いながら隠れていたモニカが出てくるシーンまでが放送されていたが、今回投稿された動画にはその後の収録現場の様子も見ることができる。

「ちょっとした裏話を話すと、チャンドラーとモニカはロンドンで一夜限りの関係を持つはずだったの。でも観客の反応の良さを受けて、二人のラブストーリーが始まることになったのよ」と脚本の変更があったこともコートニーは明かしている。この未公開シーンでは、彼女の言葉通り観客の歓声が鳴りやまず、そんな観客に応えて「さあ、あなたの番よ」と場を盛り上げるコートニーと彼女を見つめるマシューの姿が見られる。「このシーンでベッドに入る前、彼は私に言うようにっておかしなセリフを囁いてきたの。こういうことをよくやってたわ。彼は面白くて優しかったの」と知られざるエピソードを明かした。

コートニーがマシューの死に触れたのは、マシューがロサンゼルスの自宅の浴槽で亡くなっているのが発見されてから2週間あまり経ってからのこと。54歳という早すぎる死を迎えたマシューとのお別れをするためには時間が必要だったに違いない。

さらにチャンドラーのルームメイトで親友のジョーイ役を10シーズン通して演じてきたマットも同時期にInstagramを更新。「マシュー、別れを告げるのは本当に心が重くなるよ。ともに過ごした時間は紛れもなく僕の人生の中で大好きな時間と言える」と、『フレンズ』でのチャンドラーとジョーイの印象的なシーンやオフショットを収めた数々の写真とともに投稿。「君と同じ舞台に立って、君を友達と呼べるなんてとても光栄だった。これから君を思い出すたびに笑みがこぼれるだろうし、忘れることはないよ。絶対にね」と言葉を贈った。そして最後に、「羽を伸ばして羽ばたいて。相棒、君はもう自由だよ。たくさんの愛を。あと俺に20ドルの貸しが残ってるはずだぞ」とジョークを交えて締めくくった。彼らの固い絆は永遠に変わることはないだろう。

『フレンズ』全10シーズン、キャストが17年ぶりに再会した『フレンズ:ザ・リユニオン』はU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly①米Entertainment Weekly②

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