マシュー・ペリーの葬儀に『フレンズ』共演者たちが参列

大人気ドラマ『フレンズ』のチャンドラー役で知られ、10月28日(土)に急死したマシュー・ペリー。彼の葬儀が今月3日(金)にひっそりと行われた。米Peopleが伝えている。

仲間たちが見守る中、他のスターも眠る地に葬られる

『フレンズ』を撮影していたワーナー・ブラザースのスタジオにほど近い、ロサンゼルスのフォレスト・ローン・メモリアル・パークにて金曜日の15時から17時頃にかけて行われた葬儀は内輪向けのもので、故人の家族や友人が参列。その中には、『フレンズ』でマシューとともにメインキャストを演じた5人、ジェニファー・アニストン(レイチェル役)、コートニー・コックス(モニカ役)、リサ・クドロー(フィービー役)、マット・ルブラン(ジョーイ役)、デヴィッド・シュワイマー(ロス役)もいたという。

この場所には、交通事故で急逝した『ワイルド・スピード』シリーズのポール・ウォーカーや、『スター・ウォーズ』シリーズのレイア役で知られるキャリー・フィッシャーも眠っている。

54歳だったマシューは先月28日、ロサンゼルスにある自宅の浴槽で溺死したと見られている。死因はまだ明らかにされていない。

遺族は以下のような声明文を発表。「私たちは愛する息子であり兄を悲劇的な形で失ったことに打ちのめされています。マシューは一人の俳優として、そして一人の友人として、たくさんの喜びを世界にもたらしました。彼を愛してくださったみなさんに感謝します」

『フレンズ』の共演者たちは30日(月)、共同声明で以下のように述べた。「私たちは皆、マシューが亡くなったことに大変なショックを受けています。私たちは単なる共演者ではなく家族でした。言いたいことは山ほどありますが、今はこの底知れぬ喪失感を悲しみ、考える時間を取ろうと思います。私たちの心と愛は、マシューの家族、彼の友人たち、そして世界中で彼を愛したすべての人たちとともにあります」

長年アルコールとドラッグの依存症に苦しんできたマシューは生前、自分と同じように苦しむ人々を支援するための財団を設立することを計画していた。そんな彼の遺志を周りの人々が受け継ぎ、進めていくことになるようだ。彼の死を受けてマシューの財団のホームページには、故人の次のような言葉が掲載されている。「依存症というものはあまりにも強烈で、一人では対抗することはできない。でも、誰かと一緒なら、まずは今日一日なら、持ちこたえることができる」

(海外ドラマNAVI)

参考元:米People

Photo:『フレンズ』©Warner Bros. Entertainment Inc.