『フレンズ』チャンドラーの忘れられないエピソード5選

10月28日土曜日にロサンゼルスの自宅で亡くなったマシュー・ペリー。『フレンズ』のチャンドラー役で愛された彼の死を偲んで、チャンドラーの忘れられないエピソード5選をまとめた。

10シーズンに渡ってチャンドラーを演じたマシュー

自宅で溺れている状態で発見され、54歳という若さでこの世を去ったマシュー。突然の訃報は世界を悲しみに包んだ。彼の代表作といえば世代を超えて愛され続けるシットコム『フレンズ』。撮影初日前日、監督ジェームズ・バロウズはジェニファー・アニストン、コートニー・コックス・アークエット、リサ・クドロー、マット・ルブラン、デヴィッド・シュワイマー、そしてマシューをプライベートジェットでラスベガスに連れて行き「周りを見回してごらん。誰も君たちを知らない。これは今後二度とありえないことだ。君たちの人生は一変するんだよ」と伝えたという。

以来10シーズンに渡ってチャンドラーを演じたマシューはそのコミカルなせりふ回しと、アニメーションのような表情を使った表現力でカリスマ性を発揮して人々を魅了してきた。数えきれないほどの名シーンを残したマシューだが、ここでは忘れられないエピソードを5つ厳選してご紹介。

シーズン1 第7話「お願い、ウソだといって」

停電した夜のニューヨークでATMに閉じ込められてしまったチャンドラー。一人きりと思いきや有名モデルも一緒に閉じ込められていて…。気まずい空気感を作り出す能力と身体を使って笑いを誘うスキルが発揮されていてみどころ。またとないお近づきのチャンスと思いきや他人のガムを食べてしまい、のどに詰まらせて、最終的にはモデルに命を救われるという展開には、何度見ても笑わせられる。

シーズン2 第13話「プリティ・ウーマン登場!」

チャンドラーの幼馴染スージーとしてジュリア・ロバーツがカメオ出演を果たし当時5300万人に視聴され、シリーズ史上最も見られた回になったこのサンクスギビングエピソード。これを機に二人は1995年から1996年にかけて実生活でも交際。しかしマシューから関係を終わらせたそう。マシューが昨年発表した自伝「Friends, Lovers and the Big Terrible Thing(原題)」では彼女にとって自分はふさわしくないと感じたからだと説明している。エピソード内でスージーは、昔の復讐としてパンツ一丁のチャンドラーをレストランのトイレに残すという展開が描かれ笑いを誘った。

シーズン4 第1話「渚でロスとレイチェル…その後」

シリーズ史上最も思い出深いエピソードのひとつといえるのが、旅行先のビーチでモニカが足をクラゲに刺されて激痛に苦しむ話。尿がクラゲの痛みに効くという都市伝説を知っていたジョーイが「小便をかけろ」と言うとチャンドラーも「確かにアンモニアをかけると痛みが消える」と応戦。その後、自宅に戻り気まずい雰囲気が漂う3人は何があったのか聞かれ、壮大な物語を聞かせるのだった。

シーズン4 第12話「チャンドラーの仕事は何?」

モニカとレイチェルのお向かいでシェアルームをしていたジョーイとチャンドラー。男子チームと女子チームで「どっちがお互いのことを知っているか」トリビアクイズをして、もし女子チームが負けた場合は男子チームと部屋を交換することに。ロスが指揮を執り、クイズ大会が行われ、勝利の栄光を手にしたのは… 見ている視聴者も思わず参加したくなるクイズはシリーズでも人気シーンのひとつ。

シーズン5 第2話「モニカとチャンドラーのひ・み・つ」

みんなに内緒で付き合い始めたモニカとチャンドラー。隠し通すのは簡単なことではなかったがなんとかバレずにやってきた二人。しかしある朝、チャンドラーは“いってきますのキス”をモニカに堂々としてしまうのだった。レイチェルとフィービーは二人が付き合っていることを知らないため、ごまかすために機転を利かせたチャンドラーはレイチェルとフィービーの口にもたっぷりとキス。二人は友達の突然の行動に驚いて言葉が出ない様子で、ある意味チャンドラーの作戦勝ち!

(海外ドラマNAVI)

Photo:『フレンズ』©Warner Bros. Entertainment Inc