<続>未だに分からない『フルハウス』のおかしな点

ホームコメディの代表格であり、世界中で大ヒットした『フルハウス』。家族愛や友情の美しさにほっこりできるのが魅力だが、実は今なおファンが頭を抱える不可解な設定がいくつも存在するのだ。

前回に続き、米Screen Rantがまとめた『フルハウス』のおかしな点をご紹介。

ニッキー&アレックスの年齢…二人って何歳なの?

ジェシー(ジョン・ステイモス)&ベッキー(ロリ・ロックリン)の子どもとしてシーズン5で誕生した双子のニッキー&アレックス(ダニエル&ケビン・レンテリア→ブレイク&ディラン・トゥオミー=ウィルホイト)。その愛らしさで瞬く間にファミリーと視聴者を癒す存在となったが、実はこの二人にも不可解なところが。

二人が生まれたのはシーズン5第10話「ツインズ誕生(後編)」のことで、シーズン5第26話「フォーエバー再び(後編)」の時点では、生後6〜8カ月前後のはず。しかし、シーズン6第1話「とんだ海外旅行」では、身体的発達や能力から生後18〜24カ月ほどに見えるのだ。シーズン5最終話からシーズン6第1話までは、DJ(キャンディス・キャメロン・ブレ)がスペインのサマースクールに参加した期間、つまり6週間程しか経っていないはずなのに…。

『フラーハウス』で再び登場のあの部屋…どうしてこうなった?

続編である『フラーハウス』では、夫を亡くしシングルマザーとして三人の息子たちを育てることになったDJが、ステファニー(ジョディ・スウィーティン)、キミー(アンドレア・バーバー)とともに、懐かしいあの邸宅で暮らすことになる。

キミーは夫のフェルナンド(フアン・パブロ・ディ・パチェ)、娘のラモーナ(ソニー・ニコール・ブリンガス)とともにかつてカツォポリス家が暮らしていた屋根裏部屋を自室とするが、ジェシーが頑張って改装し、ニッキー&アレックスのために増築までしたはずのあの部屋は、すっかり汚く、ただの物置部屋に戻ってしまっていた。まあ、そもそも家の外観を見るに屋根裏部屋の存在そのものが疑問なのだが。

実は違った?!…ダニーの綺麗好きは追加設定?

『フルハウス』シーズン1第4話「パパたちのおそうじ大作戦」の冒頭、家の中は散らかり放題で、衣類があちこちに散乱し、使用済みの食器は山積みに。ここに、ダニー(ボブ・サゲット)、ジェシー、ジョーイ(デイヴ・クーリエ)の母親たちが訪ねてきて、家のひどい有様に激怒。掃除をするように言い付ける。

この頃のダニーは実は掃除が苦手という設定だったのだが、それがいつの間にか、掃除が大好きなお父さんになっており、気づけば家族を困らせるほどの大掃除を定期的に行うようになるのだ。

あちこちを転々…ジョーイの部屋はどこ?

タナー家に引っ越してきた当初、ジョーイはリビングの一部を自分のスペースとしていたが、シーズン1第10話「ジョーイの笑って許して」では、ダニーがジョーイのために地下のガレージを改装し、そこが彼の自室となった。

しかし、それからわずか2話後の第12話「テレビ局がやって来た」では、地下は再びガレージに。以降も、ジョーイは明確な理由もなくあちこちを転々とし、シーズン4第20話「レベッカの決心」で2階の寝室に引っ越してようやく落ち着きを手に入れる。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『フルハウス』(c)Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.