配信開始から4カ月以上経った今もなお、Netflixの週間視聴時間ランキングTOP10入りを果たしている大人気シリーズ『ウェンズデー』だが、『ハリー・ポッター』シリーズから受けた影響が垣間見れるセリフがあるとScreenRantが掘り下げている。
『ハリー・ポッター』を彷彿とさせる魅力
これまでに何度も映画化されるなどカルト的人気を誇る『アダムス・ファミリー』の新たなスピンオフシリーズ『ウェンズデー』。両親の母校であるネヴァーモア学園に転校することになったアダムス家の長女ウェンズデーの摩訶不思議な学園生活を描く本作の監督を務めたのは『チャーリーとチョコレート工場』や『シザーハンズ』など数々の傑作ファンタジーを世に送り出してきたティム・バートン。巨匠バートンが描き出した世界観もさることながら、ジェナ・オルテガの見事な演技によって、史上最もアイコニックなドラマの仲間入りを果たした。
人狼族や吸血鬼など、摩訶不思議な生き物の血を継いだ生徒たちが集う学園という設定や、そこでの寮生活、能力ごとに4つに色分けされたチーム別対抗戦など、どこか『ハリー・ポッター』を彷彿とさせる魅力をもつ『ウェンズデー』。とくに第6話に登場したあるセリフが決定的と話題を呼んでいる。
マクゴナガル先生のセリフに似ている?
そのセリフとは、グウェンドリン・クリスティー演じるネヴァーモア学園の校長ラリッサ・ウィームスがウェンズデーに放つ一言。とある死の真相を調べるため、市長ウォーカーの車のトランクに隠れて尾行するウェンズデー。しかしウォーカーは車を降りた直後に、別の車にはねられてしまい、結果、事件現場の近くにまたしてもウェンズデーがいたことに。学校に戻ってきたウェンズデーに校長は「なぜすべての問題の中心にいるの?」と苛立ちを露わにする。これと似ていると言われているのが『ハリー・ポッターと謎のプリンス』に登場するマクゴナガル先生のセリフ。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でとある事件の目撃者になり、マクゴナガル先生(マギー・スミス)に何があったか報告することになったハリー(ダニエル・ラドクリフ)とハーマイオニー(エマ・ワトソン)とロン(ルパート・グリント)。途方に暮れたマクゴナガル先生は「なぜ事件が起きるたび、いつもこの三人なのですか?」と聞くと、ロンは「僕もこの6年間ずっとそれが不思議でした」と答えるシーンがある。
優秀だがお騒がせで世話が焼ける生徒たちに呆れる先生のセリフは、たしかにそっくり。唯一無二の個性を放つ『ウェンズデー』だが、こうした大ヒット作との共通点も世界を熱狂させた理由のひとつなのかもしれない。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウェンズデー』©COURTESY OF NETFLIX