HBOの大ヒットシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のマージェリー・タイレル役で知られるナタリー・ドーマーが、Netflixの新作シリーズ『Extraction(原題)』に出演することが明らかになった。
主演のオマール・シー『Lupin/ルパン』、ボイド・ホルブルック(『ナルコス』)と共演する。
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Netflix、ヒットしたオリジナル映画をドラマ化
『Extraction』は、同名のアクションスリラー映画シリーズ(日本語タイトル『タイラー・レイク -命の奪還-』)の世界を舞台に描かれる。ショーランナー兼脚本家・製作総指揮を務めるのはグレン・マザラ(『ウォーキング・デッド』)。さらに、映画版を手がけたジョー&アンソニー・ルッソ兄弟(『アベンジャーズ』シリーズ)の制作会社AGBOが製作総指揮として参加する。
全8話となるシーズン1では、傭兵(オマール・シー)がリビアで人質救出という危険な任務に挑む。敵対する勢力と冷酷な殺し屋たちの間に挟まれた彼は、命懸けの選択を迫られながら、心の奥に潜む深い傷とも向き合うことになる。『Extraction』は、極限状況に置かれた人々が抱えるトラウマ、裏切り、そして道徳的葛藤を描く。
関係者によれば、ナタリーはシリーズのレギュラーキャストとして、民間軍事企業を率いるクレイトン・ウィスパーを演じるという。
Natalie Dormer is back in action.
Dormer will join Omar Sy and Boyd Holbrook in the new action thriller series set in the Extraction universe from Glen Mazzara, the Russo Brothers, and Sam Hargrave. pic.twitter.com/mJ4BoNRtb9
— Netflix (@netflix) August 18, 2025
Netflixがヒットしたオリジナル映画シリーズをドラマ化するのは今回が2例目となる。恋愛映画三部作『好きだった君へ』から派生したコメディシリーズ『愛をこめて、キティより』はすでにシーズン3への更新が決定している。一方で、Netflixは人気ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』を原作とする映画の製作も進めている。
2020年に配信された映画『タイラー・レイク -命の奪還-』は、サム・ハーグレイヴ監督のもと、グラフィックノベル「Ciudad(原題)」を基に映画化されたもの。脚本はルッソ兄弟が共同執筆。主演のクリス・ヘムズワースはオーストラリア人の特殊部隊傭兵を演じ、バングラデシュ・ダッカでインドの麻薬王の息子を救出する任務に挑むが、裏切りにより計画は狂っていく。
続編『タイラー・レイク -命の奪還-2』は2023年に公開され、主要キャストが続投。クリス演じるレイクが、新たにジョージアの冷酷なギャングの家族を監禁先の刑務所から救出する任務に挑む物語が描かれた。
今回のドラマ版でも、ルッソ兄弟とマザラに加え、AGBOから『シタデル』シリーズなどを手掛けたアンジェラ・ルッソ=オトストット、スコット・ニーミス、クリス・カスタルディらが製作総指揮を務める。
映画『タイラー・レイク -命の奪還-』は、Netflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)