『クリミナル・マインド』リード役のマシュー・グレイ・ギュブラー、過酷だった撮影を振り返る

華やかなイメージのある俳優という仕事。しかし、どんな作品でも携わったことのある人ならその現実を知っている。15年という長きにわたり大ヒット犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』に出演していたスペンサー・リード役のマシュー・グレイ・ギュブラーも楽しいだけではない撮影を経験してきた一人だ。(米Looperより)

『クリマイ』リードで大ブレイク

監督を目指してニューヨーク大学に進学し、卒業後はモデルとしてキャリアをスタートさせたマシューが俳優デビューしたのは2004年、ウェス・アンダーソン監督の映画『ライフ・アクアティック』だった。そして翌年には『クリミナル・マインド』のレギュラーキャストに抜擢。TVシリーズは映画よりも早いスピードで撮影することで知られているが、心身に優しくはないエピソードが多い『クリミナル・マインド』で、マシューは優秀だが問題を抱えた特別捜査官リードを300話以上にわたって演じてきた。

1年の内、11カ月間はほぼ休みなしの生活

『クリミナル・マインド』のような犯罪ドラマの場合、視聴者は各話の物語を約45分間かけて堪能し、最後に「who(誰が)、what(何を)、why(なぜ)」を理解するのが一般的。しかし、実際にはその45分を作り上げるために、かなりの時間と労力がかけられている。

マシューは2016年のインタビューで、「1年の内10カ月半、毎日11時間〜14時間」と、過酷な撮影スケジュールを告白。撮影は月曜から金曜まで行われるが、ドラマの設定や行動分析課が扱う難解な事件を理解するために土日の時間を費やしていることを明かしていた。「僕のキャラクターは馴染みのない医療用語をかなり使うから、週末はたいてい厄介なセリフを覚えることに費やしているんです」

リバイバル版『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪:エボリューション』への出演は?

日本での配信も決定したリバイバル版の『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪:エボリューション』もスタートし、シーズン2への更新も決定済みだが、残念ながらマシューは復帰していない。過酷な日々の中でも真摯に向き合った役作りによって、リードというキャラクターは今でも視聴者に愛され続けている。いつの日か、リードがBAUに帰ってくる日が来ることを願う。(海外ドラマNAVI)

『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪:エボリューション』は2月22日(水)、Disney+ (ディズニープラス)の「スター」で日本最速独占配信。

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Photo:『クリミナル・マインド FBI行動分析課』©ABC Studios