イタリアドラマ『DOC(ドック)あすへのカルテ』、アメリカでリメイク版が製作へ

日本でもNHKで放送されたイタリア医療ドラマ『DOC(ドック)あすへのカルテ』のアメリカ版リメイクを米FOXが企画中だとVarietyが伝えている。

アメリカ版を手掛けるのは…

イタリアで記録的大ヒットしたメディカルドラマ『DOC(ドック)あすへのカルテ』。このアメリカ版リメイク企画をFOXが進めているという。タイトルは『Doc(原題)』で『CSI:ニューヨーク』『サバイバー:宿命の大統領』などで知られる脚本家バービー・クリグマンが脚本を担当。1話1時間構成の予定だ。

2020年に製作され、2022年にNHKにて日本上陸も果たした『DOC(ドック)あすへのカルテ』。脳の損傷によって12年分の記憶を失った医師が、周りの助けを借りながら仕事や生活を再生させようとする姿を描く本作は、交通事故に遭い過去12年間の記憶を失うことになったイタリアの医師ピエルダンテ・ピッチョーニ氏に起きた実話にインスパイアされたストーリーになっている。すでに本国イタリアでは16話構成のシーズン2も放送済み。シーズン1と合わせて全32話製作されている。

アメリカリメイク版にはFox Entertainment と Sony Pictures Televisionが参加し、製作総指揮には『WITHOUT A TRACE』『ザ・ラストシップ』『フォー・ライフ』などを代表作に持つクリエイターのハンク・スタインバーグに加えて、『二ツ星の料理人』や『しあわせの隠れ場所』など主に映画の分野で活躍してきたアーウィン・ストフが名を連ねる。脚本のクリグマンも製作総指揮を担当するほか、ショーランナーも務める。

以前はお試しのパイロット版として第1話が製作された後に、正式シリーズ化が検討される流れが海外ドラマでは一般的だったが、FOXはパイロット版製作の代わりに複数の脚本を準備した後に検討するプロセスを取っているとのこと。キャスト情報など、続報が入り次第お届けしていく。(海外ドラマNAVI)

Photo:『DOC(ドック)あすへのカルテ』© 2022 Sony Pictures Entertainment. All Rights Reserved.