『ブレイキング・バッド』のアーロン・ポールが魅せるカーアクション映画『ニード・フォー・スピード』インタビュー

『ブレイキング・バッド』のジェシー役で才能を開花させたアーロン・ポールの主演作。法もルールも存在しない"禁断のストリート・レース"──強力なエンジンを搭載し、超高額なスーパーカーが、常識を超えた高速で公道を駆け抜ける──。カーマニアを魅了するエモーショナルなドラマ、迫真のアクションを、映画ならではの臨場感で大スクリーンに描き出した『ニード・フォー・スピード』。『ブレイキング・バッド』の収録中に挑んでいたトレーニングについて、アーロンのコメントが届きました!

――実際の撮影に入る前にスタント・ドライビングの基礎レッスンを受けたとのことですが、スタントマンとしての才能がありますね! 爆走、急ブレーキ、カメラとスレスレのところで停車など、ド迫力のシーンをやっていますね。

やったよ。ランス・ギルバートやスコット・ワウ監督の気持ちが分かったような気がしたね。あのファミリーの一員になれた気分だったよ。監督は僕らに実用的な動きだけでなく、それをカッコ良く見せることを教え込んだんだ。

――『ブレイキング・バッド』を終えてから、この映画を始めるまで、どれくらいあったんですか?また、どれくらいの期間、トレーニングをしていたんですか?

実は『ブレイキング・バッド』の最終シーズンの間ずっと、この映画のためのトレーニングをしていたんだ。トレーニングは出来るだけしょっちゅうやっていたよ。もし金曜日が休みなら、ロサンゼルスに戻って、レーストラックに行った。もし月曜日が休みなら、ロサンゼルスに週末から戻ってレーストラックに行った。番組の撮影中でさえも、スキッドパッド(車を走らせることが出来る場所)を見つけて練習していたよ。2、3ヶ月の間だね。

本作には車によるジャンプ距離の世界記録保持者のタナー・ファウスト、フォーミュラDのチャンピオンでスピード世界記録を2度作っているライズ・ミレンといった運転技術に優れた有名ドライバーらがおり、他にもプロのハイ・パフォーマンス・ドライバーたちが参加している。タナーは、「ポッド・カー(スタント・ドライバーがリモート運転し、演者がハンドルを握ったままセリフを言うためにデザインされたレースカーの複製)は怖いですよ。とても速い車の後方にポッドを装備しているので、まるでスポーツカーの屋根につけたスキー・ラックに縛り付けられた状態でそこから運転しているようなものですからね。ステアリング(ハンドルでの方向切換)も難しいですよ。特にもう一台の車のドアとスレスレのところを時速100マイルで走りながら、中には俳優を乗せているとあってはね」と語っている。

親子3代に渡るスタントマン一家の一員で、本作のスタント・コーディネーターを務めたランス・ギルバートは、アーロンのトライに関して「すべてはその車と一体となって車に車の仕事をさせ、自分はただやるべきことをさせているだけという感覚になることです。アーロンは間違いなくそれを感じ、把握し、理解していました」と彼を大絶賛した。

 

超高額スーパーカーによる、禁断のストリート・レースが体感できる新たなカー・アクション映画『ニード・フォー・スピード』は6月7日(土)より全国ロードショー。


Photo:『ニード・フォー・スピード』
(c)2014 DreamWorks ll. Distribution Co. All Rights Reserved.