米CWの『ARROW/アロー』、『THE FLASH/フラッシュ』、『レジェンド・オブ・トゥモロー』、『SUPERGIRL/スーパーガール』で構成されている"アローバース"。実は、オリバー/アロー(スティーヴン・アメル)やバリー/フラッシュ(グラント・ガスティン)、カーラ/スーパーガール(メリッサ・ブノワ)らスーパーヒーローたちを凌ぐ勢いで、悪役(ヴィラン)の魅力にハマっている視聴者が急増しているのだ。そこで今回は、アローバースの中でも印象的な美男美女の悪役たちを一挙ご紹介。ヒーローたちと対峙して番組を盛り上げてきた悪役たちをおさらいしよう。
目次
- 1 ■キャプテン・コールド/レナード・スナート(ウェントワース・ミラー)
- 2 ■キラーフロスト/ケイトリン・スノー(ダニエル・パナベイカー)
- 3 ■ミュージック・マイスター(ダレン・クリス)
- 4 ■キューピッド/キャリー・カッター(エイミー・ガメニック)
- 5 ■マルコム・マーリン(ジョン・バロウマン)
- 6 ■チャイナ・ホワイト(ケリー・フー)
- 7 ■ブラック・サイレン(ケイティ・キャシディ)
- 8 ■チェイス(オースティン・バトラー)
- 9 ■ブリー・ラーバン/バグアイド・バンディッド(エミリー・キニー)
- 10 ■ウェザー・ウィザード/マーク・マードン(リアム・マッキンタイア)
- 11 ■ノラ・ダーク(コートニー・フォード)
- 12 ■ミクシィズピトルク(ピーター・ガジオット)
- 13 ■デスストローク/スレイド・ウィルソン(マヌー・ベネット)
■キャプテン・コールド/レナード・スナート(ウェントワース・ミラー)
アローバースを代表する悪役の一人、キャプテン・コールド。『THE FLASH』ではコールドガンを武器に度々フラッシュと対峙。知性を生かし綿密な計画を立てて難解な窃盗を遂行してきた。ところが『レジェンド・オブ・トゥモロー』では一転、冷たい態度をとりながらもチームを思いやる面を見せ、最後はチームを救うために自らを犠牲にするヒーローへと転じた。
■キラーフロスト/ケイトリン・スノー(ダニエル・パナベイカー)
チーム・フラッシュの一員であるケイトリン・スノー博士の別の顔であるキラーフロスト。文字通り身も凍る冷気を出すメタ能力を持つケイトリンは、そのパワーを使い続けると自我を失いキラーフロストになってしまう。キラーフロストになれば仲間も関係なしに襲ってしまうため、メタヒューマンの中でも危険視されている存在だが、チーム・フラッシュの面々は仲間である彼女と対立することを恐れている。
■ミュージック・マイスター(ダレン・クリス)
昨年の『THE FLASH』&『SUPERGIRL』のクロスオーバーに登場したヴィラン。スーパーガールとフラッシュを昏睡状態にし、夢の世界に捉えてしまう役どころだったが、最終的には彼らに本当の愛についての重要な教訓を教えることが目的だった。
人気ミュージカルドラマ『Glee』出身のメリッサとグラントと対立する役に、同作のブレイン役でブレイクしたダレン・クリスが起用されたことも視聴者の関心を集めた。
■キューピッド/キャリー・カッター(エイミー・ガメニック)
恋に執着する情緒不安定型ヴィラン。アローに恋心を抱き、彼を模倣して弓矢で次々と事件を起こす。関わると厄介なタイプだが、訓練して習得した弓矢の実力は確かなもので、その腕前を買われ後にスーサイド・スクワッドの一員になる。
■マルコム・マーリン(ジョン・バロウマン)
『ARROW』初期のメインの悪役。妻を亡くした悲しみから街を恨み、リーグ・オブ・アサシンの元で暗殺者としての訓練を受け帰郷。トップの実業家でありながら、裏では街の破壊を企ててアローと対立した。アローの妹テア(ウィラ・ホランド)が実の娘であるため、他のヴィランとは違い、時と場合によりチーム・アローに味方することもあり、善と悪の間を行ったり来たりしている。
ヴィランとしては、自分の娘を洗脳して友人を殺させる無慈悲さを持ち、ダミアン・ダーク(ニール・マクドノー)、リバース・フラッシュ/イオバード・ソーン(マット・レッシャー)らと悪の軍団リージョン・オブ・ドゥームを結成した。
■チャイナ・ホワイト(ケリー・フー)
Arrow: China White"s Comic Book History Explained - https://t.co/OXw1D4PJpG pic.twitter.com/g0f4vW6GxF
— Screen Rant (@screenrant) 2017年2月26日
中国の秘密結社トライアドの暗殺者で、『ARROW』シーズン1から度々登場してはアローと激しい戦闘アクションシーンを繰り広げてきた。暗殺者としての能力は非常に高く、熟練した最高傭兵。個人の利益のために街全体を破滅させる計画も従順に遂行する、ある意味芯の通ったヴィランだ。
■ブラック・サイレン(ケイティ・キャシディ)
『ARROW』のヒロインだったローレル・ランスのパラレルワールド(アース2)の姿。ローレルはアロー/オリバーの元恋人で、弱い者を助けるために弁護士になったほどの正義感の持ち主。妹サラ/ブラックキャナリーが死んだ後は訓練を受けてブラックキャナリーを受け継ぎアローたちとともに戦ってきた。キラーフロスト同様、ローレルと全く同じ容姿であるために仲間たちの心を揺さぶる。
■チェイス(オースティン・バトラー)
こちらは2012年『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』プレミアでの一枚
テアがオーナーのクラブにDJとしてやってきた男。生意気な態度ではじめは警戒していたテアだが、後にデートする仲に。しかし、その正体はリーグ・オブ・アサシンがテアを殺すために送り込んだ刺客だった。
■ブリー・ラーバン/バグアイド・バンディッド(エミリー・キニー)
元はマーキュリー・ラボのロボット工学者だったが、研究していたミツバチのロボットの兵器利用を企み研究所を追われる。自分を追い出した人間たちを逆恨みし、ミツバチロボットを操って復讐していく。ブロンドの髪にメガネというフェリシティ(エミリー・ベット・リッカーズ)に似ているルックスで、技術者としても彼女に匹敵する有能さだった。
■ウェザー・ウィザード/マーク・マードン(リアム・マッキンタイア)
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元は銀行強盗犯で、弟のクライドとともに飛行機に乗って逃亡しようとするが、粒子加速器の爆発に巻き込まれメタヒューマンに。天気を操る能力を得た。同じくメタヒューマンになり、ジョー(ジェシー・L・マーティン)に射殺されてしまったクライドの仇を討つためにセントラルシティに戻ってきてとんでもない騒動を起こす。
■ノラ・ダーク(コートニー・フォード)
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『ARROW』シーズン4のメインの悪役であるダミアン・ダークの娘で、『レジェンド・オブ・トゥモロー』に混乱を招くトラブルメーカー。目を引く容貌だが、賢く狡猾で不気味さを帯びており、他人を操る能力を持っている。そんなノラを演じているコートニーは実生活では、アトムことレイ・パーマー役のブランドン・ラウスの奥さんだ。
■ミクシィズピトルク(ピーター・ガジオット)
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第5次元からやってきた魔法使いの妖精。一見魅力的なルックスだが傲慢な性格で強引さが目立つ。地球にやってくると突然カーラにプロポーズするが、モン=エルと付き合っているので当然拒否するも、ミクシィズピトルクは強引でぐいぐい迫る...。断られたことでとんでもない問題を引き起こしてしまう。
■デスストローク/スレイド・ウィルソン(マヌー・ベネット)
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元々はオリバーと太平洋の孤島リアンユーで辛苦を共にした仲間だった。ASISの諜報員で豊富な知識と高い戦闘能力を誇り、島で生き延びるためにオリバーに戦い方を教えた張本人でもある。しかし、愛する人を亡くしたことでオリバーを恨み、彼を追い詰めていくことになる。ある意味これまでのヴィランの中で最も心理的にオリバーを揺さぶれる人物で、彼の母親を殺すほど冷酷だが、ファンからの支持は高いヴィランだ。
Photo:
『ARROW / アロー』(左より)シアラ・レネー、グラント・ガスティン、スティーヴン・アメル
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『レジェンド・オブ・トゥモロー』
©2017 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
オースティン・バトラー
©Chris Black/FAMOUS