『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のコンビが来日!マイケル・ルーカー&ショーン・ガン直撃インタビュー

2014年、2017年に公開され、いずれも世界で大ヒットを記録したマーベルのSFアドベンチャー映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ。その2作で、主人公ピーター・クイル/スター・ロードの元仲間であるヨンドゥとクラグリンを演じるマイケル・ルーカーショーン・ガンを直撃! 海外ドラマファンには、『ウォーキング・デッド』のメルル・ディクソン役、『ギルモア・ガールズ』のカーク役としてもおなじみだろう。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』も含めてこれまで4度も共演したことがあるという二人は、6月9日(土)に東京で、10日(日)に大阪で行われる「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション No.14」のためにやってきてくれたのだ。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでは、ならず者グループの中にあって熱い絆で結ばれているところを見せていた二人だが、10年ほどの付き合いでしょっちゅう会っているというだけあってインタビュー中も相性バッチリ。そんな彼らやマーベル作品で再共演する可能性や、演じる上で意識していることについて語ったインタビューをどうぞ!

(※本記事は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のネタばれを含みますのでご注意ください)

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――お二人は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのほかに2010年の『スーパー!』と2016年の『サラリーマン・バトル・ロワイアル』でも共演している上に、マイケルさんが2006年にショーンさんの兄であるジェームズ・ガン監督の『スリザー』に出演したこともあって、10年ほどの付き合いになるそうですね。その仲の良さを生かして一緒のシーンでアドリブをやったといったことはあるのでしょうか?

マイケル:僕らはショーンの兄ジェームズが脚本を書いた作品で何度か共演したんだけれど、彼の書く脚本がとても緻密なのであまりアドリブをする必要はないんだ。ただ、それでもインスピレーションを働かせる余地はある。即席の演技というのはあまり好きじゃなくて、それよりも時間をかけてインスピレーションを働かせてそのシーンを作り上げていく方がいいね。その結果、脚本に書かれていたものとは別のものになることもある。でもそういう変化をジェームズは受け入れてくれるよ。もちろん、僕らは変えようと思ってやっているわけじゃない。時々、そういうことが意図せずに起きるんだ。

ショーン:そうだね。彼の言った通り、結果的にそうなることはあるよ。

マイケル:僕らのインスピレーションの源は台詞、台本なんだ。だけど、台詞を台詞としてしゃべってはならない。自然に生まれた、リアルな言葉だと観客に思わせなければならないんだ。台本なんてものは存在しないかのようにね。だから、僕らは基本的にアドリブをやっているかのように見せているとは言えるかもしれないな。

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ショーンの肩にベビー・グルートを乗せようとするマイケル

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うまく乗って"3人"でニッコリ

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――お二人は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのほかにも、『ウォーキング・デッド』のメルル、『ギルモア・ガールズ』のカークと、主役ではないものの印象深いキャラクターを演じていらっしゃいますよね。脇役のことを「supporting role」とも言いますが、そういうサポート役を演じることの面白さとは?

ショーン:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの1作目と2作目は、僕にとって大きく違うんだ。1作目だと僕が演じるクラグリンは、マイケルの横で何かしらの味を加えるくらいしかできなかった。面白いシーンなら何か楽しいことをして、怖いシーンなら気取ったりしてね。でも2作目では、クラグリンにひょうきんな面が追加された。それは大きな変化だったよ。出番が多いか少ないかは問題じゃないんだ。1作目だとクラグリンに特に何も起きないけど、2作目で大きく変化した。おかげでやり甲斐があったよ。

マイケル:僕も1作目では出番が少なかった。ただ、個人的には自分を脇役といった風には考えていないよ。撮影に入る際に考えているのは、自分の役割をしっかりこなして、作品全体をサポートすることだ。主役をサポートするぞ!ではなくてね。

ショーン:その通りだね。

マイケル:主役だろうが脇役だろうが、僕らがやるべきことは、その作品の一部となることだ。その作品にちゃんとフィットするような形でね。そうして僕らの作り上げた部分部分がぴったり合わさった時に、一つの大きなパズル、つまり素晴らしい作品が完成するんだよ。

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『ウォーキング・デッド』で3シーズンにわたりメルルを演じたマイケル

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ショーンは、『ギルモア・ガールズ』と『ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ』で100話以上にわたってカークを演じた

――ショーンさんは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で実はロケット役の動きを担当されていますが、正確にはお二人とも同作への出演はありませんでしたよね。ヨンドゥは死んでしまっているものの、例えばプリクエルや特別出演といった形で、ヨンドゥとクラグリンがまたマーベルの世界に戻ってくることはあるのでしょうか? もし"企業秘密"で答えられないようであれば、お二人ご自身が戻ってきたいかどうかを教えてください。

ショーン:特に秘密はないよ。本当に僕らは何も知らないからね。だから何も教えてあげられないんだ(笑) これから先、どうなるのかは全く分からない。また関わることができればとは思うけれどね。マイケルと僕が何かしらの形で再び参加することはあるかもしれないけれど、それがヨンドゥとクラグリンとしてなのかは分からないな。

マイケル:ドクター・ストレンジに聞いてみてくれ。未来に行くことができる彼ならその答えを知っていると思うよ(笑) ちなみに、僕自身の気持ちとしては、お金をたっぷり払ってくれるならまた出るよ(笑) ただ、マーベルとディズニーが今のタイミングで僕の出演料を払えるかどうかは分からないけどね。

ショーン:(爆笑)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズは大ヒットしたからね。

マイケル:ああ、僕らは大ヒットをもたらしたんだから、出演料を上げてもらわないと(笑)

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――マイケルさんは2014年、昨年12月に続いて今回が3度目の来日ですよね? そしてショーンさんはこれが初来日だそうですが、お二人でこれからやりたいことはありますか?

マイケル:日本に着いたばかりだからまだ何もやっていないし特に計画も立てていないんだけど、一緒に道場へ行って汗を流そうかな(笑) あとは日本のサケを飲んだり、美味しいご飯を食べたりね。今日の午後には観光もしたい。

ショーン:僕ら二人は日本以外でもしょっちゅう会っているんだけどね(笑)

マイケル:そういう意味で、日本では別行動を取るかもしれないな(笑)

ショーン:ああ、僕はこっちに行くから、来週デンバーで会おうぜってね。

マイケル:ショーンのように、一緒に仕事した人たちとはその後もよく会うんだ。ただ、彼の兄のジェームズとは最近なかなか会えていないね。彼は脚本を書くこともあって、今はとにかく忙しいみたいなんだ。

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――マイケルさんは前回の来日でちゃんこが気に入ったそうですが、今回も食べる予定はあるのですか?

マイケル:もちろん! ちゃんこは僕の友達だからね!

(ここで編集部員が、持参したベビー・グルートのミニフィギュアを机の上で倒してしまう)

ショーン:気を付けて!

マイケル:グルートはそういう風に扱われるのが嫌いだからね。(グルートを優しく抱き起こして)大丈夫かい? 彼女は別に悪気があったわけじゃないんだよ。

ショーン:スミマセン、グルートサン。

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そろって優しくベビー・グルートの手を持つショーンとマイケル

――お二人はこれから日本のファンと交流されるわけですが、最後に彼らに向けてメッセージをいただけますか?

マイケル:もう知っていると思うけど、ハリコンで僕らがやってくるので、みんなもぜひ来て楽しんでほしい! 日本ではいつも楽しい時間を過ごしているから、ショーンと一緒に来た今回もそうなるよう祈っているよ。

ショーン:マイケルから何度も、日本のファンは思いやりがあって素晴らしいと聞いていたんだ。そんなファンのみんなに今回ついに会えるのが楽しみだよ。

マイケル&ショーンが登場する「ハリコン」の概要は以下の通り。当日券も用意されているので、気になる方はぜひご参加を!

<ハリウッド・コレクターズ・コンベンション No.14>
■東京
【日時】6月9日(土)
【会場】東京タワーホール地下1階(〒105-0011 東京都港区芝公園4-2-8 フットタウンB1)
■大阪
【日時】6月10日(日)
【会場】天王寺都ホテル吉野の間(〒545-0053 大阪府大阪市阿倍野区松崎町1丁目2-8)
【入場料】無料(※俳優によるサイン会・撮影は有料)
【チケット購入先】https://hollycontokyo.com
【公式サイト】http://hollycon.jp/

Photo:
マイケル・ルーカー&ショーン・ガン
『ウォーキング・デッド』
(C)Gene Page/AMC
『ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ』
(C)Saeed Adyani/Netflix
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
(C)Everett Collection/amanaimages