LAスクリーニング2018:『TWD』ローレン・コーハンが009並みのアクションを披露する『Whiskey  Cavalier』

軽快で楽しくアクションありカーチェイスあり、多少『リーサル・ウェポン』を彷彿させるコメディ・タッチの犯罪ドラマで、全編プラハで撮影のネットワーク肝いり作品がこちらの『Whiskey Cavalier』だ。

『スキャンダル』のジェイク役で海外ドラマファンにはお馴染みのスコット・フォーリーが、イケメンで有能なのに異常に感傷的なのが弱点でどこかオトボケの捜査官ウィル・チェイス(コード・ネーム:"ウィスキー・カヴァリアー")を演じる。彼のライバル(ロマンスの対象にもなるか!?)兼良き相棒でもあるCIA捜査官フランキーには『ウォーキング・デッド』のマギー役でお茶の間に顔なじみのローレン・コーハン。

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シーズン第1話ではウィルが彼女に捨てられ、バラードを聴きながら涙にむせぶというなんともクサいシーンから始まる。恋人に引き裂かれたハートを抱え(この番組のミソは、わざとクサいところにある)やっとのことで仕事に復帰するウィル。

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早速、CIAの秘密を握って逃走中のエドガーという男を追うべく、ロシアに潜入捜査官として派遣される。現地到着後まもなく、CIAのフランキー・トロウブリッジことコード・ネーム「炎の人権擁護者」なるスゴ腕女捜査官と鉢合わせしてひと騒動起きるものの、無事エドガーを逮捕。だがつかまえてみたものの、実際のエドガーは本部のボスから与えられたプロファイルとはかなり異なる、ただのコンピューター・オタクだということがわかってくる。

エドガーは、連邦局で働いているときにコンピューター上で偶然見つけた妙な情報を入手してから身の危険を感じていると打ち明け、ウィルは自分がロシアに飛ばされた理由自体に疑問を持ちはじめるのだった。やがてそんなウィルとエドガーの命を狙う怪しい影が忍び寄る。

この番組は、アクションも多くギャグもわかりやすいので、日本でも受ける可能性大。全米放映は来年を予定している。

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製作スタジオ:ワーナー・ブラザーズ・スタジオ
放送局&放送開始日:ABCにて2019年プレミア放送予定
製作総指揮:ピーター・アテンチオ(『ジャン=クロード・ヴァン・ジョンソン』)、デヴィッド・ヘミングソン(『23号室の小悪魔』)スコット・フォーリーなど
出演者:スコット・フォーリー、ローレン・コーハン、アナ・オルティス(『デビアスなメイドたち』)ブライアン・カスペ(『ロア ~奇妙な伝説~』)、ヴィール・ダース(『インド・オブ・ザ・デッド』)ら

※パイロット版のため、放送時にはストーリーや出演者が変更されている可能性あり。

(取材・文:明美・トスト/Akemi K Tosto)

Photo:『Whiskey Cavalier』
(C) Warner Bros. Entertainment Inc.